B&O Beosound Balance

Beosound Balance
Fashion

機材を意識せず音楽を楽しめる優れたネットワークスピーカー

Bang and Olufsen Beosound Balance
Beosound Balance

はじめに

家で、音楽を楽しむ機会は多く、なるべく良い音で音楽を楽しみたいと考え、スペースを取らずに良い音で音楽を楽しめるオーディオセットはないかと考え選んだのが今回紹介するBang and OlufsenのBeosound Balanceになります。

ネットワークスピーカーなので、スマートフォンの音楽サービスと合わせて利用しています。従来のオーディオセットで音楽を楽しむCDやレコードのソースではなく、ネットワーク上にある音楽ソースを再生するので、非常に気軽に音楽を楽しめます。今回はBang and OlufsenのBeosound Balanceを紹介します。


空間で鳴る気持ちの良い音

Beosound Balanceに限らず、Bang and Olufsenの製品は、設置する部屋の条件に左右されないアクティブルームコンペンセーション機能という、空間の障害物(反射や定在波の影響)を自動で検知し、空間に合わせた周波数特性を自動的に作り、常時音楽を聴く部屋で最適な音が鳴るようになっています。この機能は最近のネットワークスピーカーについているものも多数ありますが、この機能を最初にスピーカーに搭載したのがBang and Olufsenで、確か2003年くらいに発売されたフラッグシップスピーカーBeolabの型番は忘れてしまいましたが当時話題になり、実物を見て視聴して驚いた覚えがあります。

Bang and Olufsenの製品は過去に所有し、今でもたまに使っています。私が所有しているのはBeosound3200という、CDプレイヤーとラジオが一体になったプレイヤーとBeolab6000というパワードスピーカーのセットになります。

Beosound3200
Beosound3200

Beosound3200とBeolab6000の組み合わせは良く、購入したのは20年以上前ですが今でもCDを聴くのに重宝しています。オーディオの世界は物量の世界で、音質を追求していくとどうしても大掛かりでスペースも質量も大きなものになってしまいますがBang and OlufsenとLINNはその物量から解放されたメーカーで小ぶりでデザインも洒落ていながら、非常に緻密な音を鳴らしてくれます。大掛かりなオーディオセットも非常に魅力的で私も何度か購入しようと迷ったのですが、結局Beosound3200とBeolab6000の組み合わせが良く大掛かりなオーディオセットにいかずに現在に至っています。

話がそれてしまいますが、ピュアオーディオと言われる、ソースからアンプ、スピーカーに至るまでのセットでオーディオセットを組むと、素晴らしい音で音楽を楽しめるのですが、考え方でいうとモニター的な考え方でリスニングポイントといった、一番音が良く聞こえる場所を基準にスピーカーを置く場所を決めてセットを組んでいくのが基本にあります。

Bang and Olufsenの考え方に、モニター的ではなく、空間全体で音楽を楽しめるような考え方でシステムを組んでいるので、スピーカーの置き場所などは部屋の状況に応じて設置しても高品質な音質で音楽を楽しめます。ピュアオーディオがピンポイントで最高な音質を楽しめる設置をすることに対しもう少しラフながら、リスニングポイントをシビアに考えなくてもピンポイントほどではないが高品質な音質で音楽を楽しめるように作られているのがBang and Olufsenの製品の特徴になります。

音楽配信サービスを最大限楽しめる

今回紹介している、Bang and OlufsenのBeosound Balanceは、最近の技術革新から、設置場所を限定せず部屋のどこで音楽を効いても高品質な音質で音楽を楽しめるようになっていて、このことが空間で鳴る気持ちのいい音といった表現になっています。

私自身音楽は非常に好きで、時期によって夢中になる時期と少し冷める時期がありますが、CDは5000枚以上は所有し(正確に数えた事はありません)、聴くジャンルも、クラシックの交響曲から小編成なものやソロ、ロックもジャンルを問わず、30年代から70年代くらいまでのブラックミュージックとそこから派生しているJAZZなど色々な音楽を楽しんでいます。Beosound Balanceの音楽ソースはDeezerを基本的に使っています。

Deezerなどの音楽配信サービスがいいのは、聞きたい音楽を簡単に検索で探し出せる事や、ジャンルや曲調でまとめたものが多数あり、気軽にBGM的に音楽を楽しめる事があります。音質もCD並の配信レートですので申し分なくCDやレコードと異なり、ソースを探す手間がないのでいつでも気軽に音楽を楽しめます。

Beosound Balanceは2台をステレオペアリングで接続し、私はiPhoneを使っているのでiPhoneにDeezerのアプリを入れDeezerの音楽ソースをBeosound Balanceのステレオで楽しんでいます。

私のBeosound Balanceは1台がNatural Oak(オーク材)、1台がWhite Marble(大理石)です。


Beosound Balanceの詳細

※Bang and Olufsen公式サイトより

推奨部屋面積 10~80 m² 100~800 ft²

スピーカーの構成 1 x ¾” tweeter 2 x 2” full-range 2 x 3” full-range 2 x 5 ¼” woofer

アンプ 1 x 50 W class D for tweeter 2 x 100 W class D for full-range 2 x 100 W class D for full-range 2 x 200 W class D for woofer

周波数帯域 26~23,000 Hz

最大音圧レベル (SPL) @1m 104 dB SPL

低域再生性能 88 dB SPL

ステレオペアリング Beosound Balanceをペアリングすれば、ステレオサウンドを楽しめます。

卓越した音響技術 Active Room Compensation Adaptive Bass Linearisation Beam Width Control Beam Direction Control (3面) 熱保護

カスタマイズ可能なサウンド EQ Bang & Olufsen アプリでカスタマイズできる5種類のプリセットが使用可能

素材 アルミニウム/木材/大理石 ウール ポリマー

サイズ (幅×奥行き×高さ、cm) 20 x 38 x 20 (幅 x 奥行き x 高さ) cm

重量 From 7.2 kg (depending on color variant)

消費電力 標準 100 W スタンバイ時 4,5 W

電源 Power supply built-in Power Cable

Bluetooth バージョン Bluetooth 5.0

Bluetoothコーデック AAC SBC

Wi-Fi Dual-Band Wi-Fi (2.4 & 5 GHz) IEEE 802.11 b/g/a/n/ac

対応ストリーミングサービス Apple AirPlay 2 Spotify Connect Chromecast built-in TIDAL Connect B&O Radio Deezer QPlay 2.0


おわりに

今回、Bang and OlufsenのBeosound Balanceを紹介しました。音楽配信サービスのDeezerと組み合わせて気軽に高品質な音楽を楽しめる環境になっているため、日常で音楽に触れる機会が多く、時にBGMとして、時に真剣に楽器や音声の音を一つ一つ追いかけるような聞き方で音楽を楽しんでいます。

気軽に楽しめるという表現が多いのですが、スピーカーはマルチでツイーター1、フルレンジ2、ウーファー2のスピーカー構成にアンプもマルチに対応している事で音質も深く、パワーも十分余裕があり本格的なピュアオーディオと比べても遜色のない素晴らしい音質で音楽を鳴らしてくれます。

小型スピーカーながら、低音が締まっていてしっかりした質量で鳴るので、音の輪郭がぼやける事もなく、質量感のある中音域と澄んだ高音域がバランス良く鳴り、音声や楽器の初期の立ち上がりが早く気持ちの良いアタック音も楽しめます。

私の環境に合った使い勝手と高い音質が楽しめるので非常に重宝しています。


Shop

私のBeosound Balanceはバング & オルフセン 西武渋谷店で購入しています。私の購入したBeosound Balanceだけでなくスピーカーは大型のBeosound50から小型のものまで、イヤホン、ヘッドフォンも充実しておりTVのデモも置いてありますので、トータルでバング & オルフセンの世界観を体験する事が出来ます。

西武渋谷店内にあり、ショップのスタッフさんの接客も丁寧で、商品の説明や、視聴もゆっくり時間をかけてくれるので、満足する商品選びが出来ると思います。TVやBeosound50などの大掛かりなシステムは専門のコンサルタントが居て、設置場所から、システム構成、配線やインテリアに合わせたコーディネイトも行っているので気に入った商品はあるけど、設置やシステムを考えるのが難しい方でも安心して相談出来ます。

昨今、ネットワークが絡み、スマートフォンの設定などがどうしても必要で、その辺りの手間も懸念に感じるかと思いますが、こちらのお店のスタッフさんは、アプリなどの設定もしっかりサポートしてくれるので購入だけでなく、購入後の使い方についても満足できると思います。

20年以上使った、Beosound3200のCDピックアップや、モータードライブの修理もバング & オルフセン 西武渋谷店さんにお願いしましたが、製造中止から時間が経っていて、部品供給がなくどうするか考えていたところ、在庫部品を探してくれて専門の技術者が対応してくれています。過去に販売した商品に対して責任を持って対応する姿勢も素晴らしいメーカーであり、関わっている日本のスタッフさんの対応も非常に素晴らしいです。

古い機械を廃棄せず修理して大事に使うのは、昨今言われている、持続可能性という言葉に合致し、当たり前のように対応するバング & オルフセンとそこに関わるスタッフの姿勢に感銘しています。

私は、今回紹介したBeosound BalanceとイヤフォンBeoplay EQ、ヘッドフォンH95をバング & オルフセン 西武渋谷店で購入しています。どの商品を購入する際も、変わらない丁寧な接客で対応いただいています。

イヤフォンやヘッドフォンも素晴らしいので、別記事で紹介できればと考えています。

バング & オルフセン公式サイト

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