iPhone16 Pro

iPhone16 Pro
Apple

AIであるApple Intelligenceは未知数

私自身AIの使用は、MacBookでプログラムのコードを調べたり、翻訳を翻訳ソフトの直訳からより自然な文書にする校正的な目的で使用しています。ChatGPTがMacBookでの使用可能となったタイミングで多少使用を始めた程度でまだまだ使いこなせてる状況ではありません。

情報を調べる以外に画像加工の自動化や、簡単なホームページの作成やデザインなどデジタル化された処理であればAIで行うこともできるようになっていますが未だ始まったばかりの技術なので、私自身は使う事はありません。

日本語化は未だですが、Appleが考えるAIがiOSを統括した上で目的に応じた提案や、出来る事の提案、文書やメールの仕分けや自動化などが考えられており、日常の使い勝手の向上の意味での進化を提案してくるようなイメージを持っています。

AIはまだまだ発展途上で、あまり話題になりませんが、尋ね方や依頼の仕方の差で出てくる答えの精度や情報量が大きく変わります。このことがAIの癖を理解し、求める答えを導き出せるリテラシーをお持ちの方であれば良いのですが、そうでない方だと最初は面白くて利用しますが、実使用の必要性を感じず結局あまり使用しないというパターンになってしまっているのではないでしょうか。

プログラムのコードについては一般会話に比べある程度答えが決まっているので、親和性は高く重宝しますが、難題や事例のない質問をすると途端にいい加減な答えが出てきてしまい、質問方法を変えても同じ答えのループになるAI駄々っ子になってしまいます。

AIとは言われていますが、膨大で精度が上がったデータベースであり、元々の語源である人工知能とは別物としての進化を進めてきているのが世間で騒がれているAIであり、通常のデータベースより多元的な引き出しを持ち情報に対し処理まで行うデータベースであり、利用者の特性と結果を機械学習し蓄積しているものと私は認識して使用していますのでAIに対して過度な期待はしていません。普及した時に端末の使い勝手が良く便利になったといったものになるのではないかと考えています。

Google検索がGoogleというプラットフォームを媒介し情報検索の提供を行い業界スタンダードの地位とシェアを独占しているような状況ですが、AIは検索に変わるものになる可能性を持っています。検索もAIも情報を調べるために使用しますが、AIの方が求める答えに近いものを絞り込んで出してくれます。また現行の検索に対しその後の処理を行う事が可能であるのでより簡単に目的を達成する可能性を持っています。

ただ、AIの情報整理のロジックが似ているため、どうしても似た答えしか提示されず求める答えとは異なってしまうケースも多く、Google検索を使い情報を絞り込んでいくよりも先に浅い情報のままギブアップしてしまうケースは多々あります。

基本的にGoogleの検索は、目的の情報に近い精度のWebサイトを探してくれます。AIはそれらの情報から必要な情報を抜粋した答えを提示してくれますので、利用方法は異なりますが、情報ソースが同じでそこに関連する情報を調べたい場合は、AIは答えを提示した時点で完結しがちで、その先を行いたい場合異なる依頼を再度出す必要があります。

AIの使用用途が初期段階であり、あると便利という機能を大手テックが模索をしながらユーザーに提供しているような状況ですので焦ってAI搭載というスマートフォンを手に入れ使う必要は未だないのではと考えています。

Apple IntelligenceもAppleが手がけるAI機能なので当然使い勝手の良さや便利さに期待はしますがAIそのものがユーザーにとって話題になっているのでとりあえず使ってみましたという段階であるので過度な期待と焦って使うもではないという認識を持っています。

AIのロジックについて詳しい知識はないのですがiPhone16 はGPUを増強していることから利用者の利用方法を学習し検証し提案するまでのデータをある程度iPhone16内で処理を行い必要なものは外部との通信で達成していく方法をとっているのではないかと推測しています。

ChatGPTなどがクラウドで処理されていますがより個人に寄ったこのロジックがスタンダートとなるか、短命で終わるかも未知数であります。このあたりはオンデバイスAIと言う言葉で語られています。

AIの使用に最適化を行うために搭載するGPUのコアの性能を上げています。スマートフォンにAI用の高性能GPUを搭載する発想で思い出すのが、2017年頃、機械学習が流行りプログラミング言語のPythonに注目が集まったのですが、この機械学習を行うために大柄な筐体のデスクトップパソコンを組み、Nvidiaの1070や1080などのGPUと大容量の電源を積んだ機械学習用のデスクトップマシンが流行った事を思い出しましたが、今回のiPhone 16はこの機械学習用のデスクトップマシンをスマートフォン化したと考えると、僅か7年でここまで進化する海外のテックのスピードには驚いてしまいます。

このような進化の側面を見ると、新しい技術や進化のスピードに俄然面白さを感じiPhone 16の魅力が見えてきます。ただこの進化が利用者にとってのメリットとなるのは未だ先の話ではないかというのが現時点で私が考えている結論になります。

機種変更で留意する点

機種変更のデータ移行はクイックスタートで簡単に行えます。

docomoのデータ移行

auのデータ移行

Softbankのデータ移行

大抵のアプリはクイックスタートでデータ移行できますが、セキュリテイに関わる銀行系アプリとメッセンジャーアプリ、2段階認証に使う認証アプリは別の方法で移行する必要があります。

銀行系アプリは、旧機種からアプリの移動が完了しているので再ログインと、銀行が定める個人認証を行う必要がありますが、銀行の機種変更方法の説明を見ればそれほど難しくなく移行できます。

LINEやWhat’UPなどのメッセンジャーアプリも、旧機種からアプリの移動は完了していますので、再ログインと指定の認証手続きを行う事で簡単に機種変更の処理が完了します。

今回2段階認証アプリであるAuthenticatorアプリの移行に少し手間取りました。私は仕事の関係で、Google Work SpaceとMicrosoft 365 Businessを使用していますが、管理もしていますのでセキュリテイを考慮しこのAuthenticatorアプリを使用しています。GoogleのAuthenticatorアプリは今回のクィックスタートで問題なく移行しましたが、MicrosoftAuthenticatorアプリは機種毎に別アカウントを用意する必要があり、旧機種のアカウントを移行する事ができないので管理画面にログインを行い、新たに新しいiPhone用の管理者アカウントに紐づいたMicrosoftAuthenticatorアプリのアカウントを用意する必要があります。

この時問題なのは、新しいMicrosoftAuthenticatorアプリのアカウントを用意するのに、旧機種のMicrosoftAuthenticatorアプリのアカウントでログインしないと、設定ができません。幸い、私の場合は5年間使用した11 Pro Maxが手元にあり、中古で下取りに出す事は考えず、最悪の場合のバックアップとして手元に残していたのでこちらのMicrosoftAuthenticatorアプリのアカウントで管理者認証を行い、新しい16 Proで使用するMicrosoftAuthenticatorアプリのアカウントを設定し無事機種変更が完了しました。


iPhone 16 Proの詳細

※Apple 公式サイトより

Phone 16 Pro

6.9インチまたは6.3インチ
Super Retina XDRディスプレイ
ProMotionテクノロジー
常時表示ディスプレイ

テクスチャードマットガラスの背面とチタニウム
アクションボタン

Apple Intelligenceのために設計

A18 Proチップ
6コアGPU搭載

カメラコントロール
より簡単に撮影する方法
写真とビデオのツールに一段とすばやくアクセス

Proのカメラシステム
48MP Fusion | 48MP超広角 | 望遠
超高解像度の写真
(24MPと48MP)
フォーカス機能と被写界深度コントロールが使える次世代のポートレート
48MPマクロ写真撮影
ドルビービジョン(最大4K、120fps)
空間写真と空間ビデオ
最新世代のフォトグラフスタイル
最大
10倍
の光学ズームレンジ

Dynamic Island
iPhoneの革新的な操作システム

緊急SOS
衛星経由の緊急SOS
衝突事故検出

最大33時間のビデオ再生

USB‑C
USB 3に対応

Face ID


おわりに

今回、5年ぶりに機種変更を行い手に入れたiPhone 16 Proについての記事を書いていますが、私が感じた事を羅列した記事になり結論のない長い記事となっています。おそらくご覧になる方はiPhone 16 Proに機種変更を考えており実際に使用している人の記事を参考にしたいと行った目的で記事を読まれると想像できますが、私が書いた記事が購入ガイドとなる記事にはならず、実際に手に入れ使っていながら、進化に対しての所感を並べただけの記事になってしまいました。

記事を書くことで、普段使っていながらあまり意識しない事も考えるきっかけになっています。AI対応Apple Intelligence完全対応のスマートフォンというAppleのiPhone 16 Proのセールスポイントが未だ日本では利用できないのですが新しいテクノロジーを実現するためにAppleがハード的に何をしているかを考えたりすると結構面白く私の所感が正解ではないかもしれませんが、7年前に大柄のデスクトップでしか実現できなかった技術がスマートフォンに全て収まっていると考えると今回のiPhone 16全商品が俄然魅力的に見えて来ます。

AIはまだ未対応であるので、先の楽しみとして基本性能や機能、使い勝手という観点においても進化は素晴らしく機種変更にかかる予算を容認できる方であれば、非常に優れたスマートフォンであり、実利用での進化は体感できると思います。

未来の技術を先取りする機種

iPhone 16の成り立ちを考えると1980年代にポルシェが発表した959のイメージにかぶっています。ポルシェ959が開発された当時911は930の時代で、リアエンジンリアドライブ、フロントストラットに前後コイルではなくトーションバースプリングのサスペンション、911ターボはシングルターボで3000回転くらいからブーストがかかるドッカンターボでした。この時代の911は構造的に乗り味の癖が強く、乗りこなすには慣れが必要な車でした。

959の技術側面を見ると、市販車初?フルタイム4WDを当時のクロカン(今で言うSUV)の悪路走行ではなく一般道の低高速走行で使えるフルタイム4WDと低高速をフラットにブーストするツインターボ、前後ダブルウィッシュボーンとコイルオーバースプリングのサスペンション(911のフロントサスペンションがストラットからダブルウィッシュボーンになるのは2021年に発表された992GT3からになります。)など当時の最先端技術を搭載し911の構造的な弱点を克服した未来の911でした。

この4WDツインターボという技術仕様の911が、10年後の90年代半ばに発売された993シリーズのターボになります。993ターボは、一般販売される車で959は限定の特別車両であったので、価格が異なり細かな仕立ては変わりますが基本コンセプトは959そのものでした。その後ポルシェは水冷化を行い、ターボモデルは4WDとし、昔ながらの乗り手を選ぶ尖ったターボモデルとしてRRのGT2というモデルを愛好家向けに販売しています。

話が、iPhoneやAIとは全く関係ないポルシェの959の話にそれてしまいましたが、ポルシェ959が近未来である10年後に普及する車の技術を先取りして販売されたモデルだったと言う話と、これまでのスマートフォン技術のコンセプトをキープしながら未来のAI技術をハードを含め取り入れ販売されたiPhone16 Proのイメージが被りこの記事を書いています。

この事からiPhone16 Proが次世代iPhoneの試作機といった印象になっています。


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iPhone16 Proの詳しい情報はApple公式サイトをご参照ください。

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