Wrangler Western Shirt (New Air Vintage)

Wrangler ウエスタンシャツ
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ウエスタンウエアのブランドとしてスタートしたWranglerのウエスタンスタイルのデニムシャツになります。Wranglerのウエスタンシャツは西部劇などでも良く使われ使われスティーブマックイーンも愛用した男性ファッションの一つのアイコンでもあります。

今回紹介するWranglerのウエスタンシャツは、大阪の古着の名店(現在お店はやっていませんがバイヤーをしているそうです)New Air Vintageさんがアメリカから買い付けセンスの良いリペアをしたものになります。

Wrangler ウエスタンシャツを大阪のNew Air Vintageさんがリペアしたものになります。
パッチで使用する当て布も古着からの生地を上手く使用しています。

はじめに

私は古着が好きで一般的に言われるアメカジのスタイルが好きですが、20代中盤はブルーのボタンダウンやオックスフォードシャツ、ダンガリーのシャツ、今回紹介する褪色したウエスタンシャツやデニムシャツとクリースを入れないチノパンツにアディダスのスタンスミスなどのスニーカーを合わせる正統派ではない少し緩めのアメリカントラッド(通称アメトラ)が好きでした。しばらくこのスタイルはしていませんでしたが最近またこのスタイルがしたくなり最近様々なものを物色しています。

当時一番好きな服がTUBEというブランドで、斎藤久男さんという方がデザイナーを務めていて、アメリカントラッドを起点にセンスよくまとめた服を展開していました。渋谷のパルコに店舗が入っていたのですが、店員さんが親切でシャツ一枚選ぶのに時間をたっぷりとってくれたりしてくれた事もこのブランドのファンになった要因です。

今回紹介する、Wranglerのウエスタンシャツは、アメリカの古着を熟知したNew Air Vintageさんが独自のセンスでリペアを入れたもので、私の好きなテイストが詰まっているので購入し愛用しています。

前回のDior デニムシャツに合わせたり今回同様に合わせたディッキーズのペインターパンツもNew Air Vintageさんがリペアしたものになります。他にカーハートのワークパンツやM65も同様なリペアを行なっているものも所有しています。


ウエスタンシャツ

私のウエスタンシャツのイメージはアメリカのお父さんで、私の世代からすると20世紀のアメリカのホームドラマや映画に良くあるバーベキューを焼いたり、子供とキャッチボールしている30代後半から40代の子育てしている父親像があります。日本人より体格が良くがっちりした身体に普通にウエスタンシャツを着て、色落ちも乾燥機付きの洗濯機でガシガシ洗って色が落ちているといった、ファッション的な褪色ではなく生活感から出る褪色といった印象でもあり、日常的なアイテムを着用する父性を感じるアイテムでもあります。

スティーブマックイーンは、アメリカンヒーローでありタフガイながらどこか普遍的でリアルであり、同様とまではいきませんが、アメリカ人の男性なら必ず持っている男性像があり、そのマックイーンのような男性が普通に着ているシャツというのがウエスタンシャツのイメージであります。

デニム生地なので、新品の色は紺なのですが、着込んで洗っていくと自然と色が落ち、所謂水色になっていきます。

私自身がブルージーンズ愛好家のようなところがあり、ジーンズ以外のカジュアルパンツをあまり履かなくなってしまっています。ウエスタンシャツはジーンズにも相性が良く(カウボーイのユニフォームなので当たり前ですね)普段着る際は上下の色落ち加減で差をつけてセットアップ的にならない形での着用が多いです。ジーンズという呼称の元祖がWranglerであるのも面白い逸話です。

今年に入り、マイブームのようにウエスタンシャツを着るようになっています。過去と異なるのは、ボトムはブルージーンズではなく、ワークパンツやチノなどカーキのボトムのトップスとしてウエスタンシャツを着る機会が多くなっています。

デニム生地のウエスタンシャツがいいのは、あまりおしゃれとか意識せずに着れる事があり、私の場合は古着や元々持っていたものが褪色したものなどが多く、洗濯もあまり気にせず普通にしています。

アイロンなどはかけず、ボタンダウンシャツの洗い晒しのように、襟や袖口、前比翼などを干す前にしっかり伸ばして干すだけでそのまま着ることができます。

ウエスタンシャツのサイズ感

私が着ているウエスタンシャツは、昨今流行りの肩がドロップしたオーバーサイズや、ピッティに出展しているようなイタリアテイストのジャストサイズで細身のものではなく、昔からある肩幅はほぼジャスト(現代的な観点だと1,2センチ大きい)で身幅も少し広いのものを着ています。

元々、男性的なアイテムで、アメリカの服飾史から出てきているものなので、肩幅ジャストでも身幅が割とゆったりしていて楽に着る事が出来るので、インナーでもアウターでも着れる非常に便利なアイテムです。

New Air Vintage

元々、古着屋さんを営んでいたので古着に対してマニアックなまでの知識を持っていて、リペアも着れなくなった古着の生地を叩きに使用し、それがパッチのつぎはぎになっていて、ただのリペアではなく一つのスタイルとなっています。

ここ10年くらいで古着のアイテムも再評価され、確かなものが市場に出回るようになった事は良い事ですが、弊害は価格の高騰が行きすぎてしまい、ものによっては普通に着るというようなものではなくなって来ています。

New Air Vintageさんのリペアした古着は価格もそこまで高価ではなく、洗濯などの扱いに困るようなものではないので、日常的に着用できるのも嬉しいポイントです。

ただ、小規模で運営されているので、商品点数が少なく、サイズも豊富ではないので、実際に着用出来るものを探すのは難しいかもしれません。

New Air Vintageの古着も私のブログに良く登場するPost78さんで紹介されて知ったアイテムです。店主は非常にセンスが良く、たまにお店を覗くと、普通に見えてファッション通が唸るような技ありアイテムが沢山あります。中心価格帯もそこまで高価ではなく日常普通に着ることができるアイテムが多いので私の着道楽には欠かせないお店です。


着用例

ディッキーズのペインターパンツと合わせています。
デザインに拘った商品ではありませんが後ろからのシルエットもシャープにまとまっています。

ディテール

  • コットン100%
  • デニム – 7オンス程度
  • 肩ヨーク
  • スナップボタン
  • 両胸フラップ付きポケット

組み合わせ

  • ウエスタンシャツ : Wrangler (New Air Vintage)
  • Tシャツ グリーン : Dolce & Gabbana
  • ペインターパンツ : Dickies (New Air Vintage)
  • 帽子 : LEUCHTFEUE
  • 時計 : IWC Mark11 RAF
  • サングラス : Oakley
  • ベルト : The Real Mccoy’s
  • 靴 : Visvim

おわりに

今回Wranglerのウエスタンシャツを紹介しました。ウエスタンシャツは肩のヨーク、両胸フラップポケット、スナップボタンなどが特徴で、着ているとすぐにウエスタンシャツと分かるアイテムですが、普遍的なアイテムなのでボタンダウンシャツなんかと同様の感覚で着ることができます。デニム生地も7オンスくらいの厚すぎず薄すぎずとツイルのシャツなどより生地が厚く着込むと生地が柔らかく非常に着やすいアイテムです。

カーキのパンツにウエスタンシャツを合わせるのは厳密にはアメリカントラッドの括りには入らないのかもしれません。アメリカに古くから存在する服であり配色面で考えると、トップがブルー、ボトムがカーキという配色の組み合わせが私にとってのアメリカントラッドのイメージであるのであえて、アメリカントラッドという言葉を使っています。

ファッションの括りも結構いいかげんでありジャンルのようなものは言葉先行のようなところがあるのであまり気にせず気に入ったものを好きに着ることが一番楽しめる秘訣かなと考えています。


Shop

今回紹介したWranglerのウエスタンシャツは、Post78さんで購入しています。
Post78さんは、服好きの店主がこだわった上質で、長く楽しめるアイテムを多数扱っていて私もここで良く買い物をします。また、買い物の際、服好きの店主とファッション談義をするのも楽しみになっています。

Post78

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