着用例
(1) デニムとスエットでの組み合わせになります。
デニムはLevi’s 501XX、インナーはチャンピオンのリバースウィーブ、足元はWhite’sのセミドレスを合わせています。A-2デッキジャケットとスエットの組み合わせは、アメカジの王道的な着方なので、私だけでなく多くの方がされているスタイルです。
リバースウィーブの身幅やアームホールがゆったりしているので、動いた際に多少の抵抗感がありますが、私は気にせず着用しています。フロントを閉めると膨らんだシルエットになりやすいので、あまりフロントを閉めずに着る事が多いです。

Levi’s501XX 54sのボトムとチャンピオンリバースウィーブをインナーに合わせています。リバースウィーブのゆったりしたシルエットから腕周りと肩周りが少し窮屈に感じますが、スタイリングはそれほど崩れません。

前から見たコンパクトなシルエットに比べ、後ろ姿は少しゆったり見えます。

インナーに着た現行のチャンピオンリバースウィーブになります。私が愛用していた頃(1990年代初頭)に比べ、身幅が広く丈が短くなっています。30年ぶりくらいに着たのですが、着心地も良くデニムとの相性は抜群で、一枚持っていると重宝するアイテムです。
(2) インナーをサーマルTシャツに変えてみます。
スエットとの組み合わせが、ボリューミーなトップとなっていますので、スタイルを変えて、インナーにタイトなサーマルTシャツを着てみます。
サーマルTシャツはリアルマッコイズが展開する、米陸軍が採用していたハニカム地のアンダーウェアを復刻したものを選んでいます。かなりしっかりした作りと生地感で、保温性も高く、下着感がないので、一枚で着てもスタイリッシュにまとまります。
サーマルTシャツの弱点として洗濯を繰り返すと伸びて型崩れしてしまいますが、リアルマッコイズの復刻アイテムは、リアルでありながら現代的な着用を考えモディファイされており、サーマルTシャツも型崩れしない工夫がされています。
型崩れしないとは言いながらも、ハニカム構造のTシャツは伸びやすいので、洗濯をしたら平干しをするのがおすすめです。
本格的なミリタリーのアイテムを組み合わせるので、相性は良く、全体のバランスも整います。ただ少しミリタリーのコスプレ感が出ますので、ボトムはデニムやチノでバランスを取るとまとまりが良くなります。

リバースウィーブよりタイトな軍用サーマルTシャツをインナーに合わせます。こちらはリバースウィーブで感じた腕周りと肩周りの窮屈さは感じません。

フロントを閉めてもタイトなサーマルTシャツのおかげで着膨れ感はありません。

全体のシルエットは、リバースウィーブよりサーマルTシャツの方がスッキリまとまります。

写真では伝わりにくいですが厚手のサーマルTシャツですのでかなり暖かいです。リアルマッコイズの復刻ですので本物の米軍仕様に近いしっかりした作りです。
(3) ボトムを変えてみます。
ボトムを501より細めのVisvimのスリムフィットデニムに変えてみます。501より現代的なシルエットになります。501との組み合わせがアメカジ的にまとまるのに比べ、細身のシルエットからモード的なストリートファッションのような雰囲気にまとまります。
今回はしませんでしたが、サーマルTシャツの裾をデニムのベルト上に置き、デニムのディテールとベルトを見せる事でボトムの面積が広がり、足が長くスッキリしたスタイルになります。
最後に、90年代の褪色した501とリバースウィーブを組み合わせています。私のデニムの好みは、色が少し濃いものですが、褪色しシルエットも少しルーズな90年代の501との組み合わせも普遍的で合わせやすい組み合わせです。

全体のシルエットが細身になるのでより現代的な組み合わせになります。

トップのボリューム感は501と変わりませんが、細身のボトムの視覚効果から全体シルエットがより締まって見えます。

90年代の褪色した501を合わせるとよりアメカジ的な雰囲気が出ます。
ディテール
- A-2 Deck Jacket
- 1978年製
- 生地 : コットンポリエステル混紡
- ライニング : アクリルボア
- ブラスジップ
- 3ポケット
- 袖口リブ有り
- 背中のステンシル有り
- サイズ Medium
組み合わせ
- デニム : Levi’s 501XX 1954製
- デニム : Visvim
- デニム : Levi’s 501 1990年代製
- スエット : チャンピオン リバースウィーブ
- サーマルTシャツ : Real McCoy’s
- ブーツ : White’s セミドレス
- ニットキャップ : パタゴニア
おわりに
真冬に気軽に着用出来るミリタリーアイテムとして選んだ、A-2 デッキジャケットを紹介しました。
カーキ色の防寒機能がついた作業着というのが、私の印象で、フィールドジャケットのような機能美的なディテールがない事がA-2 デッキジャケットの特徴です。そのことで、M65のような、見た目からミリタリーアイテムといった印象は薄いのですが、防寒を第一に考えられているアイテムなので、肌寒さを感じた時や、真冬に着用するアウターとして着ることが多いアイテムになります。
M65などフィールドジャケットが、温度変化に対してレイヤードで対応(様々なアイテムを重ねて着る事で温度管理をするという発想)に対し、洋上の甲板作業が目的で、防寒用アウターとして作られているA2 デッキジャケットは、インナーに着込むと着膨れしやすい特徴があります。
A-2 デッキジャケットの着こなしのコツとして、インナーは薄手で暖かいものを選び、出来れば、フロントを閉めずに着る事で着膨れせずにスタイルをまとめる事が出来ます。
昨今、ルーズフィットがトレンドとなっていて、レギュラーフィットやタイトフィットのインナーを探すのが難しいのですが、A-2 デッキジャケットのインナーは、レギュラーフィットやタイトフィットを選択する方が全体のシルエットは綺麗にまとまります。
若い方であれば、トレンドでもある、オーバーサイズのA-2 デッキジャケットを選び、インナーやボトムもルーズフィットでまとめてもシルエットが綺麗にまとまりますが、ある程度の年齢の方がオーバーサイズでシルエットを作ると、だらしなく見えてしまいますので、出来ればジャストサイズで着こなす事をお勧めします。
A-2 デッキジャケットはアクリルボアがライナーにある為、ウールやカシミア、ポリエステルの起毛などをインナーに選択すると、静電気が結構出ます。私は、A-2 デッキジャケットのインナーとして、コットン素材のサーマルTシャツやスエットを着る事で、静電気の発生を緩和しています。
A-2デッキジャケットは、米軍の採用目的である、防寒を念頭に考えると、ラフに楽に楽しめるアウターですので、着膨れと動きにくさを避ければ、あまり細かな事を考えず楽しめる優れたアウターになります。
Shop
今回紹介したA-2 Deck Jacketは、Post78さんで購入しています。
Post78さんは、服好きの店主がこだわった上質で、長く楽しめるアイテムを多数扱っていて私もここで良く買い物をします。また、買い物の際、服好きの店主とファッション談義をするのも楽しみになっています。
