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  • 白Tシャツを着よう Brunello Cucinelli Slim Fit T-shirt

    白Tシャツを着よう Brunello Cucinelli Slim Fit T-shirt

    生地も作りも別次元、着心地が良く、スタイリングが綺麗なBrunello CucinelliのSlim Fit T-Shirt

    Brunello CucinelliのSlim Fit T-Shirt
    Brunello CucinelliのSlim Fit T-Shirt

    はじめに

    夏になると、ブルージーンズが多い私は白Tシャツを着る機会が多くなります。普遍的な良い白Tシャツはないかと探して、たどり着いた究極の一枚が今回紹介するBrunello CucinelliのSlim Fit T-Shirtになります。品質も作りも別次元なので着心地もスタイリングも最高です。

    唯一の難点は、一般的なTシャツに比べ、高価な商品であるので、おいそれと枚数を増やせないのですが、一度着ると色違いで何枚も欲しくなるほどの魅力があります。今回はこのTシャツを紹介したいと思います。


    よもやニットのクォリティ

    最高の生地と仕立て

    Tシャツに限らず、ブルネロクチネリの凄さは、職人さんのモチベーションが高く、手間を惜しまずに洋服を作っています。素晴らしい生地を使い、着た時に絶妙なバランスで、着心地が良く、スタイルも綺麗に出るような仕立てがなされています。

    コットン100%ですが、高品質な高番手の糸を撚っているので、光沢があり触った感触はシルクのような感触です。その為か着た瞬間は少し冷んやりとした生地を使っています。

    生地がしっかりしているので、生地は伸びるような事はないのですが、絶妙なストレッチで身体にフィットします。コットンTシャツは着込んでいくと、どうしても首や袖口、裾が少し伸びてくたびれたような形になって行きますが、このTシャツは、首、袖口、裾にグレーの生地を重ねて補強しているので、着込んでも、首、袖、裾が伸びる事なく、愛用していけます。

    やりすぎない絶妙なスタイリング

    スタイリングは肩や胸、腕のフィットを出しながら絶妙なボリュームを作り、お腹のあたりから、フィット感を緩めながら、裾までラインを作ってくれるので、強調しすぎない逆三角形の形を持っています。その仕立ての技によりスタイルを良く見せてくれます。身丈も絶妙で、少し長めになっているのですが、このフォルムがスッキリとスリムに見せてくれます。

    首がかなりタイトにフィットしますので、Tシャツでありながら、一枚で着ても、どこかストイックというか緊張感を持ったイメージながら、着ている本人はリラックスして着ているという、相反した要素を最高の生地と高い仕立ての技術と手間を惜しまない事で実現しています。

    薄手のサマーニットの良さに、リネンやコットンにシルクを撚って作っている為、コットンのTシャツに比べ、高級感のある光沢や柔らかい着心地、型崩れしない事があります。ブルネロクチネリのTシャツはコットンでありながら、高品質な薄手のサマーニット以上の着心地とスタイリングを持っています。

    フィッテイングにもこだわり愛着も別格

    Tシャツ一枚でも相当スタイリッシュなのでフィールドジャケットやテーラードジャケットなどのインナーとしても着てもスタイルを綺麗に見せてくれます。

    毎度の事ですが、ブルネロクチネリはフィットに相当なこだわりがあり、購入時点で、この長めの身丈が好みに合わないようであればバランスが崩れない範囲で身丈を詰めるという提案も受けています。

    Tシャツの直しはあまり聞いた事がないのですが、後の顧客の満足度を考慮し、最大限それに応えるスタンスはいつも感銘しています。この身丈には意味があり、イタリア本国で着られている方の中には、Tシャツもタックインして着る方も多くタックインした時のバランスも考慮してこの少し長い身丈になっています。

    そのような色々な意味を考えた上で、この魅力的なTシャツを楽しんでいます。

    以上のようなTシャツ一枚で色々な技が凝縮されています。その英知を考えて着ても、考えずに着ても気持ち良く力の抜けながらスタイリッシュになる優れたTシャツであり、首やアーム、裾口の伸びが出難いので、長く大事に愛用出来る究極のTシャツです。


    着用例

    Brunello CucinelliのSlim Fit T-Shirt
    Brunello CucinelliのSlim Fit T-Shirt
    Brunello CucinelliのSlim Fit T-Shirt
    Brunello CucinelliのSlim Fit T-Shirt 後ろから見て、逆三角形に見える見事なパターン
    Brunello CucinelliのSlim Fit T-Shirt
    Brunello CucinelliのSlim Fit T-Shirt 肩や上腕を適度にフィットさせて肩周り胸周りを逞しく見せます。
    Brunello CucinelliのSlim Fit T-Shirt
    Brunello CucinelliのSlim Fit T-Shirt 首周りが綺麗なのでインナーとして使用しても抜群のスタイル
    Brunello CucinelliのSlim Fit T-Shirt
    Brunello CucinelliのSlim Fit T-Shirt

    ディテール

    • コットン100%
    • 身体のラインに沿いながら着心地に余裕のあるスリムフィット
    • 高番手の上質なコットンを使用し生地は柔かいながら張りがあり白Tシャツながら透けません。
    • ネックの切り込みはタイトで、着崩れは皆無
    • 袖上短く、袖口のリブに補強のグレーがアクセント、適度にフィット。
    • 着丈は少し長めながら、シルエットが綺麗なので、スタイルが良く見えます。

    組み合わせ

    • クルーネックTシャツ : Brunello Cucinelli Slim Fit T-Shirt
    • フィールドジャケット : Brunello Cucinelli サイズ46
    • Denim : Levi’s 502 60’s
    • 帽子 : The SKILLED WORKERS
    • 時計 : Rolex Sub Mariner 1680(1972)
    • サングラス : Ray-ban WAYFARER 90’s(BAUSCH+LAMB)
    • ベルト : HTC
    • 靴:New Balance 1700

    おわりに

    ブルージーンズに白Tシャツの夏の定番スタイルを確実に格上げしてくれるブルネロクチネリのスリムフィットTシャツ。一枚で着ても、アウターと組み合わせても洗練されたスタイルを楽しめます。

    スタイリッシュながら、柔らかく着心地もいいので、私の夏の定番となっています。今回ジーンズに合わせていますがショートパンツやミリタリーパンツ、チノなどとも相性が良く、パンツを選ばないので一枚持ていると重宝します。


    Shop

    私のBrunello Cucinelliの商品は、Brunello Cucinelli銀座店で購入しています。
    フィールドジャケットの記事でも述べていますが、商品やお店だけでなくそこに関わる人も含めて最高のお店ですので、一度足を運ばれてみてはいかがでしょうか。

    お店については、フィールドジャケットの記事で詳しく説明していますのでそちらを参照ください。

    [ ブルネロクチネリ フィールドジャケットの記事 ]

    ブルネロクチネリ公式サイト

  • 50’sのプリントコーデュロイシャツ

    50’sのプリントコーデュロイシャツ

    柄が魅力の50’sのプリントコーデュロイシャツ


    はじめに

    私は古着が大好きで、基本はアメリカの古着で、ジーンズやミリタリーの古着が大好きです。
    (ヨーロッパの古着も好きですが別項で紹介していきます。)
    特に1950年代の古着は大好きで、今回紹介する、プリントコーデュロイシャツは質感や、現代ではなかなか作れない当時の柄が独特で、好みの柄でサイズが合うものがあればつい買ってしまいます。
    今回は、1950年代にアメリカで販売されていたプリントコーデュロイシャツを紹介します。


    魅力的ながら、現代では見かけない柄

    私自身、リラックスした服が好きで、あまり考えずにさっと着ていけるような服が基本で、カジュアルなスタイルでカチっとしたシャツはあまり持っていません。ただ、春や秋の昼は半袖、夜は半袖では寒いという時に上着がわりにラフに羽織れるカジュアルなシャツは重宝します。そんなカジュアルなシャツの代表がネルシャツで、ネルシャツも結構持っています。

    ただ、ネルシャツは愛用する方も多く、柄のモチーフも似たようなものが多くなりがちなので、ネルではないシャツを着たいと思った時に重宝するのが、プリントコーデュロイシャツになります。ネルシャツに比べ、一般的では無いので、現行で作っているメーカーやブランドは少なく、なかなか目にする機会はないと思います。

    今回紹介してる、プリントコーデュロイシャツは、1950年代にアメリカで販売されていたものです。時代背景から、柄が非常に面白いものが多く、今回紹介しているものも、赤、茶、白、黒の斜めのチェックが基本柄になっていて、ありそうでない柄になっています。このシャツを買った時、店頭にあった同時代のものはオレンジがベースのシャツですが、色味が独特で、非常に魅力的でしたが、私にはサイズが大きかったので購入には至りませんでした。一見派手ですが、着ると馴染みが良く、また、ジーンズに合わせると非常にバランスが良い色や柄になっています。

    シャツの特徴に、襟がかなり大きく、トップボタンがループホールとなっていて、開襟になっています。この形も現代だとなかなか受け入れられない形ですが、色や全体のデザインが独特で、羽織って見ると意外に収まりの良い魅力的なシャツになります。

    プリントコーデュロイシャツを現代に望むも

    これは、服が好きな友人との会話に良く出るのですが、当時の魅力的な古着をなぜ今作れないか?というテーマに、これは技術的な問題ではなく、ビジネスとして成り立たないからという結論が出ています。

    今回紹介した、プリントコーデュロイシャツは、当時、大型スーパーの用品売り場で売られていたような商品で、おそらく全国規模なので、相当数のロッドが作られていたと想像出来ます。このように時代背景で、大量に生産し売れるような商品はビジネスとして成り立ちます。

    1950年代のアメリカでは、このようなデザインのシャツがそこらじゅうにあり、人々の目にふれる機会も多く、自然と着る人も多く、ビジネスとして成り立っていたので、大量に生産されていたのですが、時代が進み、より楽な服、着やすい服が作られていくことで、人々の嗜好が変化していき、徐々に売れなくなり、規模が縮小し、最後は生産されなくなったのではないかという事が想像出来ます。

    現代において、誰かが、この変わった柄のコーデュロイシャツを作って売りたいと考えても時代がさらに変わり、多様化してしまっているため、大量に売る事が出来ません。大量に売れないとなると、少量生産となりますが、少量生産となると、売値が上がってしまいます。そうなってしまうと、魅力はわかるけどシャツ一枚に高価な値段はかけられないとなり、自然と売れない商品となってしまうため、現代において一般的に作られていないのではないかというのが、その友人との話の結論になります。

    話がそれてしまいましたが、この50年代のプリントコーデュロイシャツの魅力に、当時の柄やデザインが非常に魅力的で、さらに、現代において、似たような商品が存在しないという事がありその魅力がさらに増していると私は感じていて、この50年代のプリントコーデュロイシャツが大好きです。

    TOM FORDのミリタリーシャツの記事で、書きましたが、TOM FORDはしっかりとこの50年代のコーデュロイシャツをモチーフに製品を作っています。TOM FORDで売るので相応の金額で販売出来るので、かなりマニアックに当時のフォルムを使い、スタイリングや柄を現代的に直してシャツを作っていますが、さすがTOM FORDで魅力的なシャツになり、プリントコーデュロイシャツが大好きな私は思わず買ってしまいました。

    [ Tom Ford プリントコーデュロイシャツの記事 ]


    着用例

    50's コーデュロイシャツ
    50’s コーデュロイシャツ
    コーデュロイシャツ バックから
    コーデュロイシャツ バックから
    Rolex Day Dateと
    Rolex Day Dateと
    アメリカンスタイルの王道
    アメリカンスタイルの王道
    50'sのタグがそのまま残っています。
    50’sのタグがそのまま残っています。

    ディテール

    • 表地(コーデュロイ)コットン 100%
    • 裏地コットン 100%
    • 袖丈ちょうど良い長さ
    • 気丈ちょうど良い長さ
    • 身幅 広め

    組み合わせ

    • プリントコーデュロイシャツ : Green river サイズM
    • クルーネックTシャツ : Wasew サイズM
    • Denim : Levi’s 501XX 55モデル ウエスト29.5inch:レングス30.5inch
    • スニーカー : New Balance 991
    • 帽子 : Fresh Service
    • 時計 : 時計 : Rolex Day Date 1803(1969)
    • サングラス:TOM FORD

    おわりに

    当時の柄やディテールが大好きで愛用している50’sのプリントコーデュロイのシャツ、当時大量生産されていますが、現存している個体も少なく、あっても状態が良くないような個体になったり、気に入った柄や、自分に合うサイズとなるとなかなか探すのが大変です。

    同時代のジーンズなどと比べると、かなりニッチなマーケットなので、情報も少なく古着が好きな方でも愛用している例は少ないですが、実際手に入れて、自分で愛用すると、非常に使いやすいシャツです。

    お店に飾ってあるものを単体で見ると、派手に見えますが、実際に身につけると収まりが良いので、気に入ったものがあったら、試着で羽織ってみる事をおすすめします。面白いもので、同時代の501やLeeの101なんかに合わせて着ると収まりが良く、それだけで一つの世界が出来るような面白いシャツです。

    春夏の服を紹介していますので、アウター的に来ていますが、冬は、ブルネロクチネリのブレザーのインナーに合わせたりして楽しんでいます。全く共通点のない組み合わせですが、合わせると非常に面白い着こなしとなりこれもシーズンが来たらご紹介できればと思います。


    Shop

    今回紹介したプリントコーデュロイシャツは、東京原宿にあるFake-a(フェイクアルファ)さんで購入しています。

    501XX 54Modelの記事で紹介していますので、詳しい説明は割愛しますが、今回紹介した1950年代のプリントコーデュロイシャツも生産から60年以上経っている商品ながら新品かと思うような綺麗さです。

    お店に並ぶ古着のクォリティは恐らく日本一なんじゃないかと言えるこだわりの品々が陳列され、古着が好きな方にとってはお宝が多いので、クォリティの高い古着を探しているなら一度足を運んでみてはいかがでしょうか。

    Fake-aさんは、原宿で有名なベルベルジンさんと同じ系列でWEBサイトが共通になっています、ベルベルジンさんも非常に素晴らしいお店ですので原宿に行った際は、是非足を運んでみてください。

    [ Levi’s 501XX1954Modelの記事 ]

    ベルベルジン公式サイト

  • TOM FORDのコーデュロイシャツ

    TOM FORDのコーデュロイシャツ

    TOM FORDのアメリカンヴィンテージの再構築に感銘

    TOM FORD MilitaryShirts
    TOM FORD MilitaryShirts

    はじめに

    TOM FORDというと、セクシーでラグジュアリー、360度どこから見ても隙がなく完璧なスタイリング、イメージする人物がダニエルクレイグ扮するジェームズボンドという感じで、正直私には無縁のブランドでした。

    そんな私がTOM FORDの服に興味を持つのは、ベルルッティやC Diemを譲った後輩が、TOM FORDが大好きでその彼のおすすめでショップを訪れた事がきっかけでTOM FORDの一般的なイメージの先入観が変わり、俄然魅力のある服を作っていることに気が付きます。

    そこで、手に入れたのが今回紹介するミリタリー柄のコーデュロイシャツになります。このコーデュロイのミリタリー柄のシャツに詰まった、TOM FORDのアメリカの服飾史に対するリスペクトと深い愛情を紹介いたします。


    TOM FORDについて

    私の先入観

    TOM FORDと言うと、ピークドラペルのスーツを思い浮かべるのではないでしょうか。このピークドラペルは胸に視線を持ってくるように計算されていて、胸や肩が逞しく見えるようになっています。

    私の見たTOM FORDの服の特徴に、第三者の視線をどこに持っていくかという工夫が随所にあり、後輩が所有している、シングルのレザーライダースジャケットを例にすると、身丈は短く、袖は長く、襟は小さく、ファスナーは極太といった特徴がありますが、このフォルムにより、胴体を構成する要素を視覚的に小さく見せて足を長く見せるといったフォルムの工夫がなされています。

    ただ、力の抜けた服が好きな私にとって、TOM FORDの完璧に計算されたスタイリングは緊張感が高く、カッコいいのですが、私が身につける服ではないと言うのがあって、自分で着る事はありませんでした。後輩は私より、一回り近く若く、身長も高く、スタイルも良いので、この緊張感のある服が良く似合います。

    先入観を変えたシャツ

    そんな中、春夏物で、アウターが見たいという後輩と一緒にTOM FORDを訪れて、色々見ている中で、このミリタリーのシャツが目につきます。近づいて、手に取ってみると、コーデュロイのシャツで、柄がミリタリーとなっています。古着が好きな私にとって、50’sのコーデュロイのシャツは大好きなアイテムなので俄然興味が湧いて来ます。

    店員さんに声をかけて、試着をお願いします。店員さんが、私の体型を見て、合いそうなサイズを持って来てくれます。手に取り、試着をしてみます。試着をすると、流石TOM FORD、スタイリングは完璧ですが思っていたような身体のラインを強調するようなシェイプはなく、シャツながら、アウターのような感覚で羽織れてしまいます。ほどほど余裕があるので、動きの窮屈感はないのですが、身丈や袖丈が完璧で、スタイルが良く見えます。コーデュロイのシャツながら、スタイリングはジャストフィットの迷彩柄のフィールドジャケットのように見えます。

    ミリタリーのフィールドジャケットが大好きな私はこのフォルムが気に入り、結局このシャツを購入します。このシャツの面白さに、50’sのコーデュロイのシャツをオマージュしながら、その中に迷彩柄のジャングルファティーグの要素を落とし込み、両方の良さをいい塩梅でミックスしています。当然ながら、触った感は、まさにコーデュロイの感触で、身につける前はコーデュロイのシャツに見えますが、身につけると、ジャングルファティーグでは余る身幅や袖が、ちょうど体にフィットしたミリタリーのシャツに見えます。

    私は古着が好きなので、50’sのコーデュロイシャツも、ジャングルファティーグシャツも持っていて愛用しています。身幅や袖がもう少し細ければ、現代的なスタイリングでもカッコ良く着れるかなと常々考えていて、サイズ直しで、この辺りを変えてしまうかなと何度も考えています。ただ元の製品へのリスペクトがあり、当時のまま着る事が一番良いとの結論になり結局そのまま着ていますが、時折、サイズ直しの願望が頭に浮かびます。

    TOM FORDの服飾史に対するリスペクトに感銘

    今回、TOM FORDのミリタリー柄のコーデュロイシャツに触れて、このあたりの願望を見事に解決していてそのことが、セクシーでラグジュアリーだけでなく、アメリカの男性ファッション史にあるアイコンのような商品をリスペクトしながら、現代的にモディファイして提案するTOM FORDの懐の深さに感銘を受けました。考えてみれば、TOM FORD自身アメリカ人で、子供の頃から慣れ親しんだアメリカの服に特別な思いがあるのも当然なのかもしれません。

    後輩は、モールスキンで仕立てたブラックデニム(デニムではないのですが)のGジャンを選びましたが、このGジャンも、古いLeeのGジャンをモチーフにしています。これをモールスキンで、仕立ててしまう遊び心も流石だなと感心してお店を後にし、後輩と食事をしたのですが、ここで話をしたような、TOM FORDの服にあるバックボーンのストーリーに話が弾みました。

    ※考えてみたら、この後輩に、サンローラン時代のTOM FORDがデザインしたカーキ色のGジャンを私が持っていて、過去に譲っていて、そのスタイリングのかっこよさに後輩はTOM FORDが好きになるきっかけとなっています。過去の事で忘れていました。


    着用例

    TOM FORD MilitaryShirts
    TOM FORD MilitaryShirts
    TOM FORD MilitaryShirts
    TOM FORD MilitaryShirts
    TOM FORD MilitaryShirts
    TOM FORD MilitaryShirts
    TOM FORD MilitaryShirts
    TOM FORD MilitaryShirts
    TOM FORD MilitaryShirts
    TOM FORD MilitaryShirts

    ディテール

    • 表地(コーデュロイ)コットン 100%
    • 裏地コットン 100%

    組み合わせ

    • コーデュロイシャツ : TOM FORD サイズ39(US表記)
    • Tシャツ風ヘンリーネックのニット : TOM FORD サイズ46
    • Denim : Levi’s 501XX53モデル ウエスト30inch:レングス32inch
    • Boot : White’s
    • 帽子 : Ten-C
    • 時計 : Rolex GMT Master 1675(1964)
    • サングラス:TOM FORD

    終わりに

    後輩から紹介されて来店したTOM FORDの何気なく見たコーデュロイのシャツが手に取ったら、非常に魅力的で、着たらびっくりのこだわりの一品で、これまでのTOM FORDに対する先入観が一気に変わりました。

    食わず嫌いは良くない事を反省し、なるべくお店にいってものを良く見ることの大事さを再確認した一件でした。他にも魅力的な商品が沢山あり、機会があれば着てみたいと思えるような素晴らしい世界観があるのは流石TOPメゾンで、年をとり、しばらく興味がなかったモードブランドの底力を感じました。

    このコーデュロイシャツに合わせようと、黒のヘンリーネックの薄手のニットTシャツと、クルーネックのニットTシャツも購入し、これもまた素晴らしいTOM FORDの世界観が反映されたものなので、別項で紹介できればと思います。


    Shop

    今回、紹介したミリタリー柄のコーデュロイシャツは有楽町の阪急メンズ館内のTOM FORDで購入しています。

    阪急メンズ館は、有名なトップメゾンから、ひねりの効いた面白いブランドまで色々なお店が出店していますので、館内を散策すると、好みのものが見つけられると思います。また、トップメゾン直営のフラッグシップストアは素晴らしいのですが入店の敷居がどうしても高くなりがちで気軽に入りにくい雰囲気があります。阪急メンズ内のお店はデパートのコーナー的な感じで、気軽に覗きやすいので、興味のある商品があったら覗いてみてはいかがでしょうか。

    阪急メンズ内のTOM FORDは、シックな店内に、スーツからカジュアルウェア、シューズや下着まで揃っています。スタッフの方も、一見声をかけにくいような感じもありますが、声をかけて商品を見せていただくと親切に商品の説明をして、試着もゆっくり出来ます。

    お客さんにあったサイズや、似た商品の比較をしながらスタイルを提案してくれます。非常にスタイリッシュでカッコいい世界観を持ちながら、私のような古着が好きなおじさんでも納得のカジュアルウェアも展開してますので銀座に来た際は、足を運んでみてはいかがでしょうか。

    TOM FORD ※本国英語サイトになります。

    阪急メンズ館公式サイト

  • Le Mont ST Michel French Moleskin Jacket

    Le Mont ST Michel French Moleskin Jacket

    ヨーロピアンヴィンテージの定番 フレンチワークウエア モールスキンジャケット

    French Moleskin
    French Moleskin

    はじめに

    古着というとアメリカの古着が一般的で、 M65などのミリタリーやA2なんかのレザー、Levi’sやLeeのデニムは古着に興味のない方でも知ってるのではないでしょうか。今回、ヨーロッパに視点を変えて、フランスの古着を紹介して行きます。

    ヨーロッパの古着が好きな方はご存知かと思いますが、フレンチワークジャケットと言われる戦前に労働者が着ていた作業着で、今回紹介するモールスキンジャケットは、炭鉱で働いていた方々が実際に着用して来たものになります。モールスキンもジーンズのような頑丈なコットン生地で作られていて、年代もヴィンテージジーンズと同時期に使われていたので、ジーンズのように独特のエージングが進んだものが多く非常に魅力的です。今回はモールスキンのフレンチワークジャケットを紹介して行きます。


    モールスキンジャケットについて

    ジーンズとは異なる独特の風合い

    モールスキンと言う生地は、ジーンズより少し細めの糸を使っているので、独特の光沢感と、柔らかい風合いがあります。エージングはジーンズと異なり、ジーンズで良く言われるヒゲやハチノスと言った縦落ちと言われる縞状に色落ちをしていく感じと異なり、面で色落ちしたり全体的に色落ちしたり、擦れた箇所は光沢が出るといったエージングをして行きます。

    ヨーロッパのA体で洗練されたシルエット

    モールスキンジャケットは、元々炭鉱で働く方の作業着ですので、当然動きやすくする為、アームホールは太め、着丈は少し長め、身幅は広く、全体のシルエットはA体と言われる、ウエストの絞りがなく肩から下までストンと落ちたようなシルエットになっています。このA体は動きやすい事を優先して作られたのですが、体にフィットさせるY体に比べ、どこか可愛らしいシルエットを持っています。

    雰囲気としてはヨーロッパのGジャン

    フォルムとしては、襟、左胸、両脇のパッチポケット、少し大きめのフロントボタンとなっていて、ミリタリーやジージャンのような元々作業着としての使用を考え作られています。このフォルムが現代のアウターとして着ても違和感のない形になっています。私はこのフォルムが、ミリタリーより、Gジャンに近く感じ、Gジャン的に着用して楽しんでいます。

    私の使用するフレンチモールスキン

    私が愛用するモールスキンのワークジャケットは、Le Mont ST Michelというメーカーが作ったもので、1930年代から1940年代に流通したものと言われています。色は黒でサイズは42のジャストサイズを選んでいます。恐らく本来作業着として着用するなら、動きやすいもうひとサイズ上を選ぶと思いますが、肩幅、身幅、着丈、袖丈が、現代のファッションスタイルに合っているのでこのサイズを愛用しています。

    黒以外にブルーのものが有名で、ブルーの方がエージングが分かりやすく色味も綺麗なブルーが多いのでこちらも魅力的です。私はボトムにジーンズを履く事が多いので、黒を選んでいますが、チノやホワイトデニムなんかに合わせるなら、ブルーは上品にまとまり非常に魅力的です。

    男性ファッションへの影響

    フレンチモールスキンのワークウエアは、色々なデザイナーが、モチーフとしてカジュアルなアウターを作っています。有名なところでは、TOM FORDが、素材と、フォルムをそのままに、モード的な黒、少しカジュアルなベージュとカーキの中間的な色のフレンチモールスキンのアウターを作っています。TOM FORDが手がけるとこのA体を絶妙にシェイプして非常にスタイリッシュなアウターになっています。また、ジーンズやGジャンもモールスキンを使ったものも展開していて、このアイテムはデニムと違った緊張感を持っていて、カジュアルウエアにおいてもTOM FORDの世界観がしっかり表現されたものになっています。

    何にでも合う便利なアウター

    私は、モールスキンジャケットを、ジーンズと白Tシャツや白ポロシャツの上に羽織る事が多いのですが、一枚仕立ての黒のアウターなので、どんなスタイルでも大丈夫なアイテムで、着る服を選ばない非常に便利なアウターです。

    私の愛用するものは、ジャストサイズで、色は黒、ダメージもあまりないものを選んでいますが、傷んだ箇所をパッチワークで修復したものも販売されています。パッチワーク自体癖があるのですが、これが絶妙な感じで、修復されたものをあえて選んで着ても魅力的になります。


    着用例

    French Moleskin
    French Moleskin 少し小さめを着ています。
    French Moleskin
    French Moleskin マルジェラの古着と言っても通りそうな雰囲気
    French Moleskin
    French Moleskin 少し小さめなので身丈や身幅が現代的に見えます
    French Moleskin
    French Moleskin
    French Moleskin
    French Moleskin Le Mont ST Michel製

    ディテール

    • コットン100%
    • ボックスシルエットのA体
    • 肩幅、身幅、アームホールは程よいゆとり
    • 袖丈や身丈は長くもなく短くもないので合わせやすいシルエット
    • 黒のモールスキン

    組み合わせ

    • モールスキンワークジャケット : Le Mont St Michel サイズ42
    • Denim : Levi’s 501XX 55Model ウエスト29.5inch:レングス30.5inch
    • クルーネックTシャツ : Wasew サイズM
    • 帽子 : COMES AND GOES
    • 時計 : Rolex GMT Master 1675(1964)
    • サングラス : TOM FORD
    • ベルト : White House Cox

    おわりに

    今回、ヨーロッパ古着の定番、フレンチワークジャケットを紹介しました。私の基本はアメリカの古着ですが、ヨーロッパの古着と合わせると、どこか都会的なモード感のようなものが出て、それが面白く愛用しています。

    ジーンズと同様、元は労働者の作業着で、その機能美が時を経て魅力的になったアイテムであり、その魅力を、現在のデザイナーがモチーフにするというのも非常に面白いと感じています。

    一枚仕立てのアウターなので、春先や秋に活躍しますが、夏でも、昼は腰に巻いて、夜羽織るなど着る機会は多い非常に便利なアイテムです。コットン地なので、好みもありますが、私のように手でラフに持って、シワも気にせず着るような形で愛用しても楽しめます。

    フレンチモールスキンは探すとまだまだありますが、古着の特性上、一点一点状態が異なります。サイズも合うものがなかなかなかったりしますが、自身にあうものをゆっくり探すのも楽しみではあるので、興味を持たれたら探してみるのも楽しいと思います。


    Shop

    今回紹介したフレンチモールスキンジャケットは、Post78さんで購入しています。
    Post78さんは、服好きの店主がこだわった上質で、長く楽しめるアイテムを多数扱っていて私もここで良く買い物をします。また、買い物の際、服好きの店主とファッション談義をするのも楽しみになっています。

    Post78

  • C Diem 長く愛したレザー

    C Diem 長く愛したレザー


    はじめに

    20年くらい前に大好きで、休日のお出かけはここの服という時期があるくらい夢中になったC Diemですが、ベルルッティの記事でお話した後輩にC Diemも譲っています。今回C Diemついてお話出来ればと思います。


    C Diemについて

    2000年代初頭に、一番着た服は?と聞かれたら迷いなくこのC Diemと答えるくらい大好きな服で一時はホースレザーのシングルライダースを筆頭に、このレザーシャツ、麻のシャツ、切りっぱなしの長袖Tシャツ、ジップアップブーツ、編み上げブーツをローテーションで来ていました。その時のボトムはやはりこの時期流行った西海岸系のデニムで、一番しっくり来たのがスティッチーズのヘビーオンスのダメージが効いたブーツカットで、それに太めのアンティーク加工をしたHTCのスタッズベルトをするのが、私のカジュアルスタイルでした。

    ファッション的に見るとこのC Diemに近いのが、キャロルクリスチャンポエルや、ポールハーデンなどで、ポールハーデンは結局買いませんでしたが、キャロルクリスチャンポエルのコットンの上下が切り返しているテーラードジャケットは持っていて、たまに着ていました。

    C Diemや、キャロルクリスチャンポエルは、美容関係の人に人気があり、私の持っていたC Diemのシングルライダースや、キャロルクリスチャンポエルのテーラードジャケット、長袖Tシャツ、編み上げブーツは美容関係の後輩に譲ります。譲った後輩は大喜びで、大変気に入り、大事に着ています。

    その時、譲るのを躊躇い、残したのが、このレザーシャツと麻のシャツとジップアップブーツになります。その後、ベルルッティを譲った後輩にこのレザーシャツと、ジップアップブーツ、麻のシャツ、長袖Tシャツを譲るのですが、ベルルッティ同様、相当気に入っていて、大事に着てくれています。

    このC Diemもベルルッティ同様、20年近く前に購入した商品を欲しいという人間がいて、譲ると大事に着てくれています。ただ、ベルルッティと違い、製造者が引退してしまい、ブランド自体が消滅してしまったのでケアを担う体制がなくなっています。ただ、譲った2人は、腕の良い仕立ても出来る、修理の人を見つけ、その人にケアや、サイズ直しを頼んで、大事に着ています。

    私が購入し、愛着を持ち着倒した服を、譲った2人が、宝物のように愛着を持って同様に着倒しているのもベルルッティ同様、持続可能性という言葉に結びつく、素晴らしい事と感じこの記事を書いています。今、私が夢中になっている服や靴も、将来的にそうなっていくのではないかと考えていて、先が楽しみではあります。

    C Diemはマウリッツィオ アルティオリ氏が手がけたブランドで、ダメージと言う表面的な加工ではなく、シワや腐食など物が朽ちていくような加工で退廃的世界を表したようなレザーやリネンの服が特徴的なブランドで90年代中頃から、2000年代中頃まで活動していました。独特の世界観で、一般の人気というよりコアな熱烈なファンを産んだブランドです。当時は言われませんでしたが、最近アルティザン系と言われていてその影響を受けたクリエーターの方が、思想のようなものを受け継ぎ独特の服を作っています。


    C Diem
    C Diem
    C Diem
    C Diem
    C Diem
    C Diem

    おわりに

    前回のベルルッティ同様、C Diemも、私が愛着を持って身につけ大事にしたものを、後輩が引き継いで愛着を持って身につけて、大事にしています。根本に、ものづくりの素晴らしさがあり、その素晴らしさを多数の人ではないかもしれませんが認めていて、手にする機会があれば愛着を持って身につけて、大事にしていくという事の素晴らしさを感じ、今夢中になっているものもそうなっていって欲しいと願っています。

    Hooked onで私が紹介しているものは、ここで書いている、私が愛着を持ち身に着けて大事にしているものを紹介しています。そこに、作り手の英知や技術、それによる普遍性、美しさ、身につけている私の満足もありますが、作り手や売り手のこだわりと社会性も伴わせていると感じるものですので、興味を持っていただけると幸いです。


    Shop

    ここで紹介したC Diemやその他の商品は、当時(2000年代初頭)バーニーズニューヨーク横浜店で購入しています。最近、トレンドアイテム的な商品に興味がなく、足を運ぶ機会は減りましたが、お店で展開している商品はどれも素晴らしく、たまに足を運び、商品をみると、欲しくなるアイテムがたくさんあります。

    最近だと、数年前ですが、アラヌイのカシミアニットや、スロウガンのスタジャンなど購入しています。お店に行くと新たな発見があり、スタッフが、面白い商品を選んでくれて新しい発見があるので私も時間があれば足を運びたいと考えています。

    昨シーズン、銀座店を覗いたら、ポールハーデンを扱っていたので、機会があれば、購入したいと思っています。

    バーニーズニューヨーク公式サイト

  • ニューバランス 991

    ニューバランス 991

    スモール”N”の991

    ニューバランス 991
    ニューバランス 991

    はじめに

    前回の記事で、ニューバランスの1700シリーズを紹介していますが、今回は991シリーズの紹介になります。

    1700シリーズが、旧来のニューバランスのデザインの延長線上にあるのに対し、今回紹介する991の900番台と言われるシリーズのデザインは、どこかモダンな印象があります。そんな991シリーズの話をしていきます。


    スモールNのニューバランス991

    元々、ニューバランスのスニーカーで愛用していたのは998というシリーズで、このシリーズのグレーは3足履き潰すほど好きなモデルでした。3足あった998が痛んで来て、そろそろ買い替えをしようと考えて、ニューバランスのWEBサイトを見ると、998の販売が無くなっています。

    その時候補に上がったのが、UKモデルが販売されていたこの991シリーズになります。早速、実物を確認しにニューバランス六本木店に行き、私のサイズの在庫があったので、試着をお願いします。専門のフィッターさんがサイズ選択とフィッテイングをしてくれて実際に履いて、少し歩いたりと感触を確かめますが、非常に良好なので、ここで、初めて991のグレーを購入します。

    一度感触がいいと、スペアも含めて購入しようと考え、購入したのが、今回紹介する、アッパーのレザーがイエローになった991になります。イエローは、ネイビーと色の相性が良く、ジーンズがメインの私が履くスニーカーとしては良い組み合わせですが、イエローのスニーカーって探すと意外と無いもので、これまで、イエローのスニーカーは買った事がありません。ちょうど、991のスペアが欲しいと思っていた時にこのイエローの991を見つけて、早速購入しました。

    本当は、お店でフィッテイングをして買いたかったのですが、購入した時期がコロナの真っ只中でコロナによるお店の営業時間の短縮や、人の多いエリアにわざわざ出かけるのも気が引け、グレーの991でサイズがわかっているので今回は、ニューバランスの公式WEBサイトで購入します。実物が届き履いてみましたが、991はグレーのイメージとは違ったなんとも洒落た技ありのイエローで、色目の濃いジーンズの時はほとんどこのイエローを履くというほど気に入っています。


    ディテール

    • ピッグスキンスエード/メッシュのコンビアッパー素材
    • ソールゴム底
    • ビジブルABZORB

    好きな点

    • メッシュアッパーによる通気性の良さ
    • 研究によって作られたソール素材と形状による歩きやすさ
    • 機能から来たデザインによるスニーカーらしさ
    • 少しモダンながら長年変わらない定番デザイン
    • ありそうでない絶妙な配色

    気になる点

    • 1700の記事で話をしていますが、優れたなクッションの感触が、底が薄く硬い靴に向いた用途では少し違和感を感じる事
    • ただ慣れてしまえば問題なし

    おわりに

    1700の記事でも書きましたが、当初はランニング用に作られたニューバランスの900番台ですが、機能美がファッションに昇華されて色々な人がファッションアイテムとして楽しんでいます。

    優れたクッション性が、クッション性を必要としない特殊な用途だと違和感を感じると書いていますが、ほとんどの人には全く関係ないので、弱点のない非常に優れたスニーカーです。あと、イエローの991の色味が、色目の濃いジーンズと相性抜群で、利用頻度は高く使い勝手の優れたスニーカーで大満足しています


    Shop

    今回の991は、購入時期の関係でニューバランス公式ストアからの購入になっています。

    コロナも収束して来ていて、社会活動がコロナ前の状態に戻って来ていますので、機会があればオフィシャルストアに足を伸ばすと、専門のフィッターさんが、足に合う一足を選んでくれますので、満足のいく購入が出来ると思います。

    ニューバランス公式WEBサイト

  • New Balance 1700

    New Balance 1700

    スモール”N”の1700シリーズ

    New Balance 1700
    New Balance 1700

    はじめに

    私はスニーカーが大好きで、休日はほとんどスニーカーを履いています。20年ほど前から愛用し、今でも履き続けているのがニューバランスになります。


    スモールNの1700

    ニューバランスのスニーカーは人気で、街中でも履いている人を良く見かけます。私は気に入ったものは大体3つ買う習慣があり、ニューバランスのスニーカーは常時3足持っているような形になっています。どうしてもスニーカーなので、踵やソール、アッパーなどが劣化して、修理できずに履けなくなってしまうのですが、3足をローテーションで履くので、割と長持ちします。

    現在は、今回紹介する1700と991のベージュとグレーの3足をローテーションで履いています。

    このラインナップになる前は998が好きで履いていましたが、ソールと踵がダメになり泣く泣く廃棄しましたが廃盤になっていて買う事が出来ず、デザインが近い1700を購入し履いています。私のニューバランス購入のルールに、UKモデルのNマークが小さいものを買うというのがあります。

    特に意識してそうなったのではないのですが、過去バーニーズニューヨークで良く買い物したので、バーニーズニューヨークのようなセレクトショップが仕入れるニューバランスにUKモデルが多かった事が影響していると思っています。このNマークが小さいデザインが好きで、以降UKシリーズを愛用し続けています。

    ニューバランスの良さに、作りの良さと歩きやすさ、メッシュのアッパーを採用した事による通気性の良さ、ソールの素材と厚さが適度で、歩いていても疲れない事ががあります。何気なく履いていますが、その恩恵に慣れてしまっているので、なかなか他のスニーカーを長年愛用するという事がなかなか出来なくなっています。

    1700シリーズは、ニューバランスの基本デザインで採用されているいくつかの技術の採用が履きやすさにつながっていてコンサバなモデルながら、履く機会は多いです。合わせる服はほとんどジーンズで、夏になるとカットオフしたジーンズに合わせて楽しんでいます。


    ディテール

    • ピッグスキンスエード/メッシュのコンビアッパー素材
    • ソールゴム底

    好きな点

    • メッシュアッパーによる通気性の良さ
    • 研究によって作られたソール素材と形状による歩きやすさ
    • 機能から来たデザインによるスニーカーらしさ
    • 長年変わらない定番デザイン

    気になる点

    • 歩きやすいクッションの効いたソールデザインの関係で、マニュアルトランスミッションの車に乗る際、ソールが薄く硬い平らなスニーカーに比べアクセル、ブレーキ、クラッチの操作性が良くない
    • 上記は慣れなので、慣れてしまえば問題ありません。
    • ビンディングシューズを履くロードバイクをスニーカーで普段乗りするときも車同様、柔らかいソールが踏力を逃してしまっているような感覚がある。
    • これも慣れてしまえば問題なし

    おわりに

    当初はランニング用に作られたニューバランスの1000番台ですが、機能美がファッションに昇華されて色々な人がファッションアイテムとして楽しんでいます。今回、気になる点で、クッション性の良いソールの関係でマニュアル車に乗る時やロードバイクの普段乗りの際、操作性が悪いと書いていますが、ほとんどの方には、全く関係ないので、弱点のない非常に優れたスニーカーです。


    Shop

    私のニューバランスのシューズは、東京ミッドタウン内にあるニューバランス六本木19:06さんで購入しています。ニューバランスのお店は混みやすいのですが、ニューバランス六本木19:06さんは平日行くと、割とゆっくり買い物出来ることと、専門のフィッターさんが対応してくれるので、本当に足に合った一足を選ぶ事が出来ます。

    ニューバランスは公式WEBサイトも充実していて、サイズがわかっているならWEBサイトでの購入も出来ます。

    ニューバランス公式WEBサイト

  • HASSEL BLAD 503CX 真四角な写真

    HASSEL BLAD 503CX 真四角な写真

    真四角写真に挑戦してみよう。

    Hassel Blad 503CX
    Hassel Blad 503CX

    はじめに

    真四角の写真と言えば、6*6フォーマットと言われる、今回紹介するハッセルやローライが有名です。今回はハッセルブラッドについてお話しできればと思います。


    使うフィルムは中判フォーマット

    現在、デジタルカメラで言われるフルサイズのフォーマットは、フィルムで言うとライカ版と言われる縦横が24mm36mmのフォーマットが基本になっています。フィルム時代は、それよりも大きな縦60mmで画面サイズがカメラによって異なる120フォーマットというのがあり、中判とも言われていました。今回紹介するハッセルブラッドはこの120フォーマットでフィルム1本あたり56mmの正方形写真が12枚撮れるフォーマットになっています。

    左右逆になる逆像ファインダー

    ハッセルブラッドは一眼レフカメラですが、現代のカメラのようなプリズムガラスや、ミラーレスではなく正に反射ミラーで、レンズに写っている画像をファインダーで確認するので、ファインダーに見えている絵は逆像になっています。動きと逆にファインダーに見えているので、使い始めは気持ち悪いかもしれませんが直ぐ慣れると思います。

    一眼レフカメラで、レンズを交換出来るので、広角から、望遠までレンズの種類があり、レンズはカールツァイスのレンズになるので、写りは非常に良いです。

    有名なのは、プラナー80mm/F2.8の標準レンズ(フルサイズのフォーマットで50mm相当)で私はこのプラナーを基本にディスタゴン60mm/F3.5やマクロプラナー120mm/F4、ゾナー180mm/F4などのレンズも使います。

    元祖チルト液晶、上から覗いて撮る楽しみ

    ハッセルやローライの特徴に、ファインダーを上から覗く、ウエストレベルファインダーの形になります。私はこの上からファインダーを覗いて写真を撮るという行為が楽しくてハッセルやローライを使っているようなところがあります。特に、ハッセルのウエストレベルファインダーに映る綺麗な被写体を見るだけでも感動します。

    多少面倒ですが慣れると楽しい

    フィルムの装填から取り出し、レンズ交換など使用方法に少し儀式的な要素がありますが、そのあたりは慣れてしまえばそれほど問題ではありません。今回、技術仕様や使用方法は割愛しますが、ネットを調べれば山ほど出て来ますので興味を持たれたら調べてみる事をおすすめします。

    フィルム写真を楽しむという話なので、カメラのスペックやレンズ、細かな説明などは割愛しています。ハッセルの写真の特徴に、撮った写真のフレームの左側に、2つのクサビのような後があります。これはフィルムを送る際、フィルムを抑えるノッチの後が撮影した写真のフレーム内に出てくるのですが、このノッチの後がある事で、ハッセルで撮った写真という事が直ぐ分かります。(トリミングをしない前提ですが)


    1.KODAK Portra400

    カラー写真を撮る際。Portraは定番です。柔らかいトーンなので、女性のポートレートなんかを撮るイメージがあります。高性能フィルムで、浅草の雷門の提灯の赤もしっかりと出ています。この写真はフィルムをスキャンしたものですが、実際にプリントすると補正がかかり、暖色側に色がシフトします。フィルムはシアン寄りの寒色系で撮れているのはスキャンして気がつきました。

    Portra 400
    Portra 400

    2.KODAK Portra160

    こちらはPortra160で400より、高画質で粒状性に優れたフィルムですが、私自身はあまり高画質を求めていないところがあり、400に比べて使う機会は少ないです。発色は400よりもコッテリと乗るので、色を出したい時などに使う感じです。この写真のお店の看板の赤が少し寒色系(シアン寄り)になっていますがPortra独特の色合いになっています。
    真四角の写真の面白さに、構図上直線を入れると面白い絵になります。これは単純に上に煽って壁のコーナーをセンターに配置している写真ですが、良くあるお店の看板を煽って撮っても雰囲気が出るのはこの真四角な写真のおかげです。

    Portra160
    Portra160

    3.FUJI Pro400H

    こちらはFUJIのPro400Hというフィルムで、KodakのPortraと双璧を成すフィルムになります。
    基本は人物の写真を撮るのに適したフィルムですが、特徴に彩度が低めになっていて、プリントでフィルターを使って色を乗せていく正にプロが仕事で撮った写真を仕上げる事が前提になったフィルムになります。
    割と強めの光より、少し弱いくらいの光の方が、色が綺麗に出るフィルムです。
    フィルムで写真を撮ると、デジタルではあまり考えない要素が写真に出て来ますので、写真に対する理解が変わって来ます。

    Pro 400H
    Pro 400H

    4.FUJI Provia100

    上記3枚の写真は全てカラーのネガフィルムですが、こちらはリバーサルフィルムになります。
    ライカの項で簡単に説明していますが、リバーサルフィルムは色が正確で、デジタルに近い写りをしています。
    この写真に使った、 Provia100ですが、保存状態が悪く購入して時間が経っていたので、フィルムが劣化して被っています。左右のフレームの枠が白くなっているのがその被りになります。リバーサルフィルムを使うならしっかり冷蔵庫に保管することを再確認しました。

    Provia100
    Provia100

    5.KODAK T-MAX100

    ここからはモノクロ写真になります。
    T-MAXはシャープネスも高くしっかり解像し、ダイナミックレンジも広く、モダンな写りをします。
    この写真は、撮影も現像もストレートで、現像液はR09(Rodinal)を使っています。

    T-MAX100
    T-MAX100

    6.KODAK Tri-X 400

    最後は王道のTri-X400になります。
    この写真は、Tri-X400をPull200(ISO200で撮影して、ISO200の現像)で現像しています。
    確か、絞りも開放にして撮ったので非常に柔らかい印象の写真になっています。
    私は、Tri-X400の減感のトーンが大好きで、良く使います。この写真もR09(Rodinal)で現像しています。

    Tri-X400(Pull200)
    Tri-X400(Pull200)

    おわりに

    ハッセルブラッドでフィルム写真を楽しむという記事を書こうと考えていましたが、脈絡のない記事で何をいいたいか伝わりにくい記事になってしまいました。

    私の所有するハッセルブラッドを簡単に紹介すると

    • Hassel Blad 503CX
    • Carl Zeiss Planar80mm2.8(標準)
    • Filmマガジン A12を2個所有(カラーとモノクロ同時撮影に使用)
    • Carl Zeiss Distagon60mm3.5(広角側標準35mm相当)
    • Carl Zeiss Distagon50mm4(広角側標準28mm相当)
    • Carl Zeiss MacroPlanar120mm4(望遠、マクロ用)
    • Carl Zeiss Sonnar180mm4(望遠)

    を使っています。

    ハッセルは、ファインダーが綺麗で、このファインダーを覗いて写真を撮る楽しみがあり、中判の120フォーマットなので、35mmのフォーマットより、フィルムサイズが大きく綺麗な写真を撮る事が出来ます。また真四角のフィルムサイズなので、3*2のデジタルカメラと違った構図となりフルサイズの写真に慣れた目で見ると面白い写真になります。

    撮影は全てマニュアルで露出を決めて撮るので、写真初心者には敷居が高いのですが、これも慣れてしまえば問題なく、操作やフィルムの装填取り出し、レンズシャッター式のレンズなので、レンズ交換の操作なども何回か行えば慣れてしまいます。

    フィルムも1本で12枚しか撮れない(12枚で十分ですが)と感じますが、本当に撮りたいものをしっかり撮るという写真の撮り方も面白いので、興味を持たれたら、ぜひチャレンジしてみてください。

    余談ですが、デジタルが普及する前のファッションの写真は、ハッセルブラッドで撮られた写真も多く割とプロがスタジオで使うようなカメラでもあります。あと有名な話で、アポロ計画で月に行ったカメラでもあります。そんな、歴史的な背景に想いを寄せて使ってみるのも楽しいと思います。


    Shop

    私のフィルムカメラは、ライカ同様、横浜にある大貫カメラさんで購入しています。

    こちらのお店も老舗で、いろんなカメラを扱っています。また、周辺機器や小物も充実していることや写真を撮る事をメインに商品を展開していますので、どんなに古いカメラでも整備がしっかりされ、また何かあればしっかり直してくれる体制も整えられているので、安心してカメラを選ぶ事が出来ます。

    また、スタッフの方々も写真が上手で非常に知識も豊富なので、写真に関する悩みも相談に乗ってくれます。
    初心者から、ベテランまで、満足出来るお店なので、横浜に行く機会がありましたら足を伸ばしてみてはいかがでしょうか。

    大貫カメラ

  • Film 写真を楽しもう Leica M3

    Film 写真を楽しもう Leica M3

    Filmの写真は、現代のデジタルに比べ面倒ですが楽しいです。

    Leica M3
    Leica M3

    はじめに

    今回はフィルムライカをご紹介します。
    ライカは世界中にファンの多いカメラで、所謂Mと言われる、レンジファインダーのカメラが有名です。
    私もライカのカメラは大好きで、初代のA、M3、M4のフィルム3台と、MD(Type246)、MMono-Chrome初代、M10-Rブラックペイントのデジタル3台を所有しています。今回紹介する写真はM型ライカの初代で代表作でもあるLeica M3で撮った写真を紹介していきます。

    距離計で撮る?LeicaM3から始まるM型ライカの簡単な説明

    ライカについて解説された書籍やサイトは多数あり、話すと本一冊とかの話になるので、ここでは割愛しますが、M形ライカのレンジファインダーとは、簡単に言えば距離計連動したフレームで、二重像を合致させると、ピントが合うという仕組みで、レンズで見た被写体にピントを合わせるのではなく、距離計の別窓に写っている被写体にピントを合わせて撮る仕組みになっています。

    一眼レフカメラはレンズを通して実際に映る被写体に対して、ピントを合わせて行きます、その時、F値が1.4とかなら背景と被写体のピントの差(被写界深度)もファインダーに見えて綺麗に背景がボケているといった事がファインダーで確認しながら実際に映る通りに撮影できますが、ライカはレンズを通していないので、素通しのままの被写体が見えていて、距離計が被写体にピントが合っているということだけが二重像の合致でわかり、それをガイドに写真を撮って行きます。

    この距離計で撮る仕組みのおかげで、レンズに書いてある被写界深度や距離の情報が極めて正確で、被写界深度の精度も高いので、少し絞った状況で、被写界深度をガイドに写真が撮れてしまうので、ファインダーを覗いてピントをいちいち合わせなくても、被写界深度内に被写体を入れてしまえばピントのあった写真が撮れてしまいます。

    これが、良く言われる、ライカの速射性という話で、実際昔の新聞記者が、手取り(手を伸ばして頭の上にカメラを構えて、多数の報道陣の中確実に、写真を撮ってくる)でタレントや政治家を撮っています。

    M形ライカの商品解説や機械の説明、蘊蓄は世の中に多数あるので割愛して、フィルム写真をライカで楽しむという話ですので実際にLeica M3で撮った写真を並べてフィルムの種類を解説しながら紹介して行きます。
    (フィルムは現代で言えばイメージセンサーで、カメラ本体とも言えます。)


    Filmは大きく3種類

    フィルムは大きく分けて、カラーとモノクロとあり、カラーはリバーサルとネガ、モノクロはネガとなります。
    写真を撮る時に、このリバーサルと、ネガの特性を理解しておいた方がいいので、簡単に説明します。

    ネガとは、反転した状態を記録するフィルムになります。ネガフィルムのプロセスは正像を反転させて反転から元に戻すというプロセスで写真が作られます。撮影時に明るいところ(ハイライト)と暗いところ(シャドー)があるのですが、ネガはその構造上、ハイライト側に寛容でシャドーにはシビアになります。

    良く言われる、ネガはハイライトが粘り、シャドーが潰れるっていう話は本当で、撮影時露出を決める際適正値にするのが基本ですが、被写体が少し暗いと思ったら、明るく撮った方が、結果的に良くなりがちですのでそのあたりを意識して撮影するといいと思います。

    リバーサルは、ネガとは構造が逆になりますので、ハイライトがシビアで、シャドーに寛容になります。
    これは、デジタルカメラと同じ特性なので、わかりやすいのではないかと思います。


    1.リバーサルフィルム(Fuji Provia100)

    ポジと言われる、反射原稿用のフィルムで、カラーネガに比べて、色が正確に出るフィルムになります。フィルムを始めた初期は、写りがデジタルに一番近いので、良く使いました。

    この写真は、50年代のLeica M3に、当時最新のSummilux21mm/1.4という大口径の広角レンズをつけて浅草で声をかけられしばらく歓談した観光客の方を撮っています。ライカのレンズは非常に高性能で、フィルムながらシャープネスが高くきっちり写っています。私は21mmのレンズは、良くF5.6にして、ピント面を3mにして写真を撮りますが、このセットだと1.5mから無限遠まで被写界深度(ピントが合うように見える範囲)パンフォーカスになるので、フレーミングするだけでピント合わせをしないで撮れますので、非常に素早く写真が撮れます。

    Leica M3 Summilux21mm Fuji Provia100
    Leica M3 Summilux21mm Fuji Provia100

    2.カラーネガフィルム(Kodak Portra160)

    所謂カラー写真と言えばこのネガフィルムで撮った写真を一般的に言います、ある年代以上の方でフィルム時代のカメラで写真を撮った事のある方なら一度は使った事があるのではないでしょうか。

    上のリバーサルフィルムで撮った写真と比べると、少し暖色っぽい色味(オレンジや黄色)になりますがネガフィルムの特性で、強めの光が入ると、暖色、弱めの光だと寒色(青や緑)に転びやすく、これの補正にフィルターを入れて撮ったりするのですが、デジタルで、そのあたりの補正はカメラがやってくれるようになった現代、逆にその色の転びがフィルムで撮ったような感じであえてそのままにされる方も多いのではないでしょうか。

    この写真は、 M3にDRズミクロン50mmというレンズで撮っていますが、このレンズは現代の高性能レンズに負けないくらいの高解像度で、私のM3に付けっぱなしになっています。

    Leica M3 Summicron50mm(DR) Kodak Portra160
    Leica M3 Summicron50mm(DR) Kodak Portra160

    比較に同日、デジタルのM10も持っていたので、フィルムとデジタルの違いを比較できるようにM10で撮った写真も記載します。

    Leica M10 Apo-Summicron90mm
    Leica M10 Apo-Summicron90mm

    3.モノクロフィルム(ILFORD DELTA400)

    ここから、モノクロフィルムになります。
    モノクロフィルムの面白さに、自分で現像からプリントまで出来る事があり、そのプロセスが非常に奥深く面白いので、私は、カラーよりモノクロの写真を撮る頻度が高いです。

    この写真も自分で現像したフィルムをスキャンしたものですが、これはILFORD DELTA400を所謂ストレート現像(ISO400のフィルムでISO400で撮影し、ISO400で現像)していますが、現像液は同じくILFORDのDDXという現像液を使い、通常のプロセスと異なり、希釈現像(現像液を規定より薄くして、現像時間を長くする)プロセスで現像しています。このあたりの話をしだすと長くなりますので、簡単に説明しますが、ILFORDのDELTAというフィルムの特性が、ハイライト側のライトグレー(シルバー)が非常に綺麗に出るフィルムでそのシルバーのトーンを綺麗に出すために、その希釈現像で現像をコントロールしています。

    Leica M3 Summicron50mm(DR) ILFORD DELTA400
    Leica M3 Summicron50mm(DR) ILFORD DELTA400

    4.モノクロフィルム(Kodak Tri-X400)

    もう一枚モノクロフィルムの写真になります。こちらはKodak Tri-X400という、業界スタンダードで恐らく目にする有名な写真はほとんどこのフィルムで撮影されています。このフィルムの面白さに、感度を変えるだけで、全く別物の写りやトーンがあり、そのトーンをコントロールする事が非常に面白いフィルムです。

    今回は紹介しきれませんが、私はKodak Tri-X400を使う場合、ISO200,400,800,1600,2500とPull(減感現像)からPush(増感現像)まで幅広く使い、撮影条件や、撮影の意図に合わせて、撮影感度と現像を変えています。あと、光の入れ方が非常に素直に出るフィルムなので、撮影時にプリントのイメージがしやすい特徴もあります。今回撮影している、芋の葉ですが、なんとも言えない柔らかいトーンが出ています、これはISO200の減感現像で作り出しているトーンになります。同じKodakでもT-MAXという高性能フィルムがあります。こちらはシャープネスが高く高解像して、増感は3200まで行けますが、Tri-Xより少し硬いトーン(デジタルっぽい)なのでTri-Xを使う事が多いです。

    Leica M3 Summicron50mm(DR) Kodak Tri-X400 (Pull200)
    Leica M3 Summicron50mm(DR) Kodak Tri-X400 (Pull200)

    おわりに

    コロナ以降、私も写真を撮るという事がなくなってしまいましたが、今回記事を作成し過去に撮った写真を見直していたら、また、写真を撮ろうかなと考えています。デジタルのライカでもいいのですが、やはりフィルムは面白く、また、35mm版だと36枚しか撮れないので、それもまた面白いし、モノクロのトーンを出す事や現像もやり始めると非常に面白いです。今回の記事で、M形ライカに興味を持ち、デジタル、フィルムに関わらず興味を持たれたら幸いです。

    今回Leica M3を久しぶりに触ったのですが、カシュ、チャッというシャッター音や、Filmを送るダブルストロークの感触が気持ち良く久しぶりにM3で写真を撮ろうと考えています。私がフィルムを撮らなくなっていた理由の一つに、愛用していた現像液のR09(Rodinal)が市場から全く消えていたのですが、最近また市場に出てきているのでそれも始めようとする理由になっています。


    Shop

    私のフィルムカメラは、横浜にある大貫カメラさんで購入しています。
    こちらのお店も老舗で、いろんなカメラを扱っています。また、周辺機器や小物も充実していることや写真を撮る事をメインに商品を展開していますので、どんなに古いカメラでも整備がしっかりされ、また何かあればしっかり直してくれる体制も整えられているので、安心してカメラを選ぶ事が出来ます。
    また、スタッフの方々も写真が上手で非常に知識も豊富なので、写真に関する悩みも相談に乗ってくれます。
    初心者から、ベテランまで、満足出来るお店なので、横浜に行く機会がありましたら足を伸ばしてみてはいかがでしょうか。

    大貫カメラ

  • Leica SL2-S

    Leica SL2-S

    このサイトの写真は Leica SL2-Sで撮影しています。


    このメディアを作ってみようと思い、写真撮影を考えた時、どのカメラがいいかを色々考えたのですが、慣れ親しんだLeicaがいいと思い、これまでは、M型しか使った事がなかったので、思い切ってミラーレス一眼のLeica SL2-Sにしました。

    高画素機のLeica SL2も考えましたが、私の用途では、画素数もちょうど良いLeica SL2-Sが重宝しています。Leica SL2もLeica SL2-Sも、ちょうどキャンペーンをやっていて、かなりお得な値段になっています。購入したのは、ライカSL2-S & バリオ・エルマリートSL f2.8/24-70mm ASPH.セットになります。

    的確なアドバイスを受けて決定

    今回、ライカ銀座店で購入しています。購入の際ライカ銀座店のベテランスタッフに色々相談してこのセットに決めています。長年ライカ銀座店で色々なお客にライカの魅力を広めた大ベテランで私も古くから知っています。

    元は、ラボに居た方なので、プロの最終仕上げをずっと見てきているので、写真を撮るところから、最終的に仕上げるところまでのプロセスを熟知していて、今回の話をした際、その用途であればSL2ではなくSL2-Sの方が、向いているとの意見と何故そうかの理由をわかりやすく説明してくれます。

    SL2-Sの良さに、高感度の強さと、ファイルサイズの大きさが適度で使いやすい事が一番の理由になっています。元々、プロの最終仕上げを散々見た人なので、最終的なサイズや、トリミング耐性を考えた時マージンをどこまで許容するか、そのマージンにより実際のファイル管理や現像作業の負担をどこまで見るかなんかの話を色々して、どうせ買うなら高画素と思っていた自分の考えより、よりプロ的な考えのアドバイスをいただいてSL2-Sに決めました。

    また、レンズも高性能な単焦点のものも多々ありますが、実際に撮って、どのサイズがしっくりくるかを見極めてからでも遅くないし、標準ズームながら、テレ端側の絵は十分高品質なので納得できるのではないかとの話や、ワイド端も、接写以外の撮り方なら問題ないことや、ライカの単焦点と比べてしまうと差を感じるけど、単体で見たらいいレンズであることなどを説明してくれます。

    しばらく使ってみて

    しばらく使ってみて、感想をのべると、この選択は良かった事を実感しています。今の私の写真の撮り方でなんら不満はなく、写真のクォリティもしっかりライカのクォリティで撮れています。M型のような趣味性の面白さはないのですが、撮れない写真はないという万能さはこのSLシリーズの最大の魅力になります。

    また、メニューやボタンなんかの考え方はM型と共通する部分があるので、取り扱い説明書も見ないでほとんど使えています。

    そろそろ、モデル末期になって来ているので、次世代のSLシリーズも近いうちに出て来そうですが、しばらくはこのSL2-Sで十分なクォリティを保てているので、非常に満足度の高い買い物となりました。

    セルフィーで以下のような写真が撮れるのもライカSL2-S & バリオ・エルマリートSL f2.8/24-70mm ASPH.セットを選んだ事が大きいです。

    Field Jacket : Brunello Cucinelli
    Field Jacket : Brunello Cucinelli
    Schiesser Revival Karl-heinz
    Schiesser Revival Karl-heinz
    Levi's 501XX 55model
    Levi’s 501XX 55model

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    ライカSL2-S & バリオ・エルマリートSL f2.8/24-70mm ASPH.セットはライカ銀座店で購入しています。

    日本最初のライカ直営店で、ライカに熟知したスタッフが、色々提案してくれるので、満足いく買い物が出来るのでおすすめです。M型の撮影プロセスの面白さや、M型のレンズは、非常に面白い写りをします。また今回私が購入した、SLシリーズは万能で撮れない写真はないカメラですが、出てくる絵は間違いなくライカクォリティです。

    ライカカメラジャパン公式サイト