着用例
Combinationで紹介したアイテムとを組み合わせた全身のシルエットを紹介します。
最後にスリムフィットジーンズを合わせた冬季の組み合わせを紹介しています。(過去記事別アイテム)
今回、黒い服のディテールを出すため、撮影時の露出を上げています。ハイライトが上がりすぎたので、Lightroomで調整していますが、少しもやがかかったような写真になっています。
冬季に撮影した参考写真と雰囲気が異なる点は了承ください。
1.白Tシャツとの組み合わせ。

白Tシャツとスリムなブラックジーンズの組み合わせは、究極のミニマリズムとも言えます。これ以上落とす無駄が無いスタイルとなり、このベースに対して何を合わせるか?という足し算が楽しめます。
2.Le Mont ST Michel モールスキンジャケット

上記の白Tシャツとスリムなブラックジーンズの組み合わせに、Le Mont ST Michel モールスキンジャケットを合わせています。白と黒のみの色使いと、全体がタイトなシルエットなので、Diorが提案するミニマリズムな世界観がしっかり表現されます。
3.Boncouraのフーデットパーカ

白Tシャツに黒のスリムジーンズという最小限の組みわせに、黒のフーデットパーカを合わせています。フーデットパーカのサイズが36とワンサイズ小さいサイズのものを組み合わせていますのでスタイリングが崩れずにまとまっています。

サイズ感のバランスが取れているので、フロントジッパーを閉めてもスタイリングが崩れません。ブラス製のジッパーがステンレスなどでシルバーの金属で作られていたら更に相性が良くなるのではないでしょうか。
4.Tom Ford 黒のビスコースTシャツ

Tシャツに黒のヘンリーネックを選びます。黒のワントーンでまとめると、白Tシャツ以上にミニマリズムの要素が強く出ます。黒は一番の収縮色であるので、全身が締まって見えます。

Tシャツも黒を選択すると全身黒という緊張感のあるストイックなスタイルになります。
4.フォルム

腰回りのサイズ感と、フロントジップの長さと少し深い股上のバランスの良さが足を綺麗に見せてくれます。

計算された腰回りのフォルムはお尻を小さく見せてくれます。この工夫は、中年世代が着てもシルエットが若く見えます。
冬季の組み合わせ
今回の記事の撮影が、春夏シーズンになり組み合わせるアイテムも春夏シーズンのものになっています。昨冬愛用した秋冬シーズン記事にしたアイテムとの組み合わせも参考までに載せています。

Dior同士の組み合わせが一番相性が良くまとまります。Diorのピーコートは、一見ボックスシルエットに見えますが、緻密に計算されたシルエットを持っていますので、実際に羽織ると、非常にスタイリッシュになります。
[ Diorカシミアピーコートの記事 ]

相性がシビアなDiorと相性に寛容なブルネロクチネリの組み合わせになります。このスタイルは、ブルネロクチネリのバイカージャケットとブーツにDiorのスリムフィットジーンズを合わせているので、(主権がブルネロクチネリ)スタイリッシュにまとまります。
一見ただのスリムなブラックジーンズですが、身につけるとDiorが提案するミニマリズムな世界観が表現される優れたアイテムです。注意点としては、脚のラインがDior独自のスリムなシルエットになるので、組み合わせる服を選びます。
ディテール
※ Dior公式サイトから抜粋しています。
スリムフィットジーンズ
- バックポケットにアイコニックなディオール トップステッチ
- デボス加工のDiorシグネチャーをあしらったレザーパッチ
- ベルトループ
- 5ポケットスタイル
- ボタン留めジッパー
- コットン98%、エラストディエン2%
- スリムフィット
- ミッドライズ
- 裾幅:17cm (サイズ31)
- ディオールのスリムフィット ジーンズ、レッグ丈:98cm (サイズ31)
- イタリア製
- ※ 記事は私のサイズである30になります
組み合わせ
- スリムフィットジーンズ(黒) : Dior
- Tシャツ(白) : Tom Ford
- ヘンリーネックTシャツ(黒) : Tom Ford
- ワークジャケット(モールスキン : 黒) : Le Mont ST Michel
- フーデットパーカ(黒) : Boncoura
- 帽子(ハット) : COMES AND GOES
- 帽子(キャップ) : 47
- ベルト : Hender Scheme
- ブーツ : Visvim
- 時計 : リヒャルトランゲ : A.ランゲ&ゾーネ
おわりに
元々苦手なアイテムである、スリムフィットのブラックジーンズをまさか還暦が近くなる歳で履くとは考えてもいませんでした。Diorが手掛けると、ロック的な要素を持ちながらも、洗練されたミニマリズムが表現できるアイテムになります
細身のスタイリングながら、極端な細さではないスッキリしたシルエットなので、思っていたイメージほど、タイトで履きにくくはありません。Diorのミニマリズムな世界観を楽しみたい方にもおすすめのアイテムになります。
私の違和感の一番は、ストレートフィットのジーンズと異なり、膝下のふくらはぎのあたりの細さが気になってしまいます。ただこれは慣れの問題ですので、慣れるとあまり気になりません。
非常にすっきりしたスリムなシルエットながら、ミディアムライズ(結構深いです)な股上のおかげで、ウエスト周りは結構余裕があります。細く見えるスリムフィットジーンズですが、ウエスト周りは同サイズのリーバイス501やリー101Zよりゆとりを感じます。
着こなしの難しさは、相性の良いアイテムを選ぶ、孤高の世界観を持つアイテムであることを理解する必要があります。
Forever Young
Diorのスリムフィットジーンズは、新しいデザイナーであるジョナサンアンダーソン就任後、一時的に公式Webサイトから消えていましたが、最近復活し、バリエーションが増えています。
元は、20年前にエディスリマンが提案したスタイルですので、世界観を含め、以降就任したデザイナーは扱いに困るアイテムではないかと想像してしまいます。
エディスリマンの提案した世界に「永遠の若さ」という表に出ないテーマがあると感じています。過去の記事で書きましたが、還暦を越えたパリモードの大御所でもあるカールラガーフェルドが、Diorの服を身につけるために40キロもの減量を行い、生涯身につけた理由が、モードやファッション的な世界観ではなく、もっと本質的な、永遠の若さを表現するために、Diorのミニマリズムを取り入れたのではというのが、私の答えでもあります。(あくまで私見ですが)
記事の最初に書いた、ロックファッションやヘビメタという、青春期に夢中になる、大人社会から後ろ指を刺されるような文化でありファッションを、パリモードに消化させたエディスリマンの先鋭的な知見が凝縮されているアイテムです。
Shop
今回紹介したスリムフィットのブラックジーンズを購入したのは、銀座SIXにあるハウスオブディオールギンザになります。お店については、ボタンダウンシャツの記事でも詳しく説明していますのでそちらも参照ください。
[ Diorボタンダウンシャツの記事 ]
