Hermes Hat and Rectangle

Hermes Hat Rectangle 01

私は、帽子や、マフラー、グローブなどの小物を使う機会が多く、寒くなる冬は大活躍します。防寒の目的が強いのですが、少し拘ったアイテムを普段の装いに加えると、洗練された着こなしを楽しめます。

今回は、私が使う小物で、普段の着こなしを、洗練された雰囲気に変えてくれる、Hermesのハットとレクタングルを紹介します。

Hermesと言えば、バーキンやケリーなど、女性の憧れのバックが第一にイメージされますが、男性用に展開されるアパレルや小物も、相当なこだわりがある優れたアイテムがあります。

今回は、フェルト帽のハットであるバルタザールと、カシミアシルクのストールであるレクタングルを、過去に紹介した、Boncouraのカシミアフィッシャーマンセーターと、ブルネロクチネリのシアーリングバイカージャケットに組み合わせています。

Hermesの凄さに素材や作りの良さは当然ながらフランスらしい絶妙な色使いがあります。

私も基本はコンサバな色使いを好みますが、エルメスが提案している、色で遊ぶ、フランス的な着こなしの要素を取り入れる事で、さらに着こなしが楽しめます。

Hermes Hat and Rectangle
Hermes Hat and Rectangle

エルメスでしか出し得ない絶妙な青をベースに、柄は派手ながら3色の同系色でまとめたレクタングルの色合いと、コーヒー系で明るさを抑えた焦茶のハットは、イタリア的なマローネアズーロ(azzurro e marrone)をフランス的解釈でまとめてくれます。

はじめに

ハット

過去に記事にしていますが、私は帽子を必ずかぶる習慣があります。これはおしゃれというより、元来不精者で、髪の毛がボサボサでも、帽子をかぶってしまえば収まりが良いので、自然と習慣になっています。

帽子をかぶる習慣が長年続いていますので、帽子は結構な数を持っています。

冬にかぶる帽子で圧倒的に多いのが、ニット帽で、冬場はほとんどニット帽をかぶっています。ニット帽を使う機会が多いのは、なんといっても暖かい事が理由です。ニット帽は頭を小さく見せてくれる効果もあります。

今回紹介する、Hermesが展開するハットのバルタザールは、普段使っているニット帽によるカジュアルな着こなしを、より洗練された着こなしにしてくれます。

ストール

冬場はマフラーやストールを使う機会も多く、良く使うのは、ブルネロクチネリの薄手のカシミアストールで、もう少しカジュアルにしたい時は、クルチアーニのカシミアニットマフラーをします。基本的にマフラーはカシミアのものをしますが、柄が綺麗なものなどは、カシミアシルクのストールをマフラーがわりに使います。

私が所有するマフラーやストールの特徴に、フリンジが入っていないものを使っています。マフラーは、カシミアなどの柔らかい素材を使う事が多いので、補強を兼ねたフリンジがついているものが多いです。

フリンジは、装飾性もあるので、フリンジ付きのマフラーをすると、オシャレ感が出ます。フリンジの特徴で可愛らしいイメージもあります。

私は、無機質なものやプレーンなものが好きなので、装飾感のあるものを身につける習慣がないため、マフラーもフリンジがないものを選択しています。(特別意識したわけではないのですが好みのものを購入していたら結果そうなっていたという感じです。)

所有している色は、ネイビーやグレー、茶など地味な色ががほとんどで、あまり派手なマフラーやストールは所有していません。そんな私の好みですが、今回紹介するレクタングルは、従来の私では選択しない、明るめで光沢のあるブルーと派手な柄となっています。

Balthazar

エルメスのフェルト帽のハット、バルタザールですが、定番の黒や、今回紹介する、焦茶を中心に、年毎のシーズンカラー展開しています。

帽子にもトレンドがあり、ハットが流行る時もありますが、最近のアパレルのトレンドがカジュアルな流れなので、フォーマルな雰囲気を持つハットよりも、キャップやニットキャップ、バケットハットなど、カジュアルウエアと合わせやすいものがトレンドの流れになっています。

私もハットをかぶる事は稀で、過去にバーニーズで買ったものが手元にありましたが、ほとんどかぶらなかったので、人に譲ってしまい、ハットは手元にありませんでした。

私のバルタザールは、Hループと言われる、リボンにHマークが刻印されたもので、色はカフェと言われる焦茶色、形はオーソドックスなハット、素材はラパンフェルト(ラビットファーを使用したフェルト)を使用し、手触りも良く、かなり薄く作られています。

そもそも、あまりかぶらないはずのハットでしたが、レクタングルを物色していた際に、ハットが気になり、エルメス銀座店のスタッフの方が選んで持って来てくれた、ハットとレクタングルの組み合わせが、従来の私の感性では選べない絶妙な色合わせであり、その洗練されたスタイルに感銘し購入に至っています。

Rectangle

エルメスのカシミアシルクのストールであるレクタングルは、フランス語で長方形を意味するrectangleの名称となっています。名前の通り、長方形のカシミアシルクのストールになっており、幅63cm、長さ180cmの長方形になっています。

エルメスと言えば、女性のシルクスカーフが有名で、男性用としてカシミアマフラーや、カシミアシルクのストール、シルクスカーフを男性用に小ぶりにした、カレやロサンジュなどのシリーズを展開しています。

今回紹介するレクタングルですが、元々私が身につける目的でなく、プレゼントに良さそうなマフラーを探しにエルメス銀座店を伺った際に、柄の綺麗さや肌触りの良さから、試しに首に巻いてみました。

素材感の良さ、サイズもちょうど良く、エルメスのストールの特徴ですが、結んで開いた先の絶妙な広がり方の綺麗さもあり、色の展開の面白さから、私が欲しくなり購入してしまうという、ミイラ取りがミイラになる展開で購入しています。

エルメスの男性用冬季シーズンの巻物は、大きく2つに分かれていて、カシミア100%のマフラーとカシミアシルクのストールが展開されています。

カシミアマフラーは、素材の関係上、細かな柄や色の制約がありますが、カシミアシルクのストールは、女性用のスカーフのような、様々なモチーフを題材に大胆な色使いとユニークな柄が多数展開されています。

私の好みは、シンプルな色使いとシンプルな柄ですが、エルメスの魔法のようなデザイン力は、単体では派手に見える柄や色が、実際に身につけると、派手ではなく洗練された差し色として機能します。

私はこのエルメスの魔法にやられ、従来では絶対に選ばない色や柄のレクタングルを購入しています。

このレクタングルの試着の際、スタッフの方が用意したハットがバルタザールのカフェになります。バルタザールの焦茶に合わせて、スタッフが選んだレクタングルの鮮やかなブルーの組み合わせの妙が素晴らしく、他の選択種として用意されていた、グレーと黒の組み合わせのレクタングルよりも洗練されていたので、ブルーのレクタングルを選びました。

単品としてはグレーのレクタングルは素晴らしく、従来の私の感性であれば、こちらを選択するのですが、焦茶のハットと鮮やかな深いブルーのレクタングルの組み合わせは、私の感性ではなかなか選べない、エルメスの世界観を感じ選択しています。

Hermes

私の考え方が旧時代的ですが、Hermesやルイヴィトンなどフランスの高級ブランドは、男性向けというより、富裕層の女性向けのイメージが強く、私には分不相応に感じていて、私が購入して身につけるようなものではないイメージを持っています。

所有している、ショルダーバックのランチや、レザーグローブ、常用しているコロンも、私自身が選んだものではなく、家内からのプレゼントで所有しています。

そのような考えでしたので、私がHermesで自身が身につけるものを購入するといった事はこれまで考えた事がありませんでした。

25年前にプレゼントされたワンショルダーのバッグであるランチは、シボが入った高品質のカーフで、色はレンガ色と非常に洗練されたワンショルダーのリュックタイプでしたが、構造上、中にあるものを取り出し難いため、あまり使わなくなっていました。

ただ、現在はバックインバックという優れものがあり、過去の使い難さは改善されていますので、今後使っていこうと考えています。

ショルダーバッグのランチは、銀座店に伺った際にメンテナンスを依頼しています。25年前のバッグですが、元来革質が良く、私も相応に使用しましたが、革面や縫製やパラジウムメッキなどに劣化はないので、革のクリーニングや細かな傷の修復がメインになります。金額もそこまで高価ではなく納期も約2月程度となります。

ランチのメンテナンスが後日上がりましたが、傷や擦れを丁寧に修復し、崩れた形の矯正、革全体の栄養補給により、メンテナンス前に比べ、革質が新品時のようなしなやかな柔らかさになっています。

購入した商品を長く使える丁寧なメンテナンス体制も、エルメスが超一流である理由の一つです。

20年前にプレゼントされた、レザーのグローブは、今でも現役で20年を超えて愛用しています。革質は非常に柔らかくシルクがインナーに貼ってあるため、着脱と付け心地も良いレザーグローブです。エルメスの革製品の凄さに、20年以上使っていても全く問題ない耐久性を持っています。

アパレル関係のアイテムではありませんが、私は20年以上、家内が常備してくれるエルメスのコロンを愛用しています。常用しているのはナイルの庭というコロンになります。柑橘系の爽やかな香りなのでユニセックスとなっていて男女兼用で使えます。

そんな私ですが、友人のお祝いに、マフラーをプレゼントしようと考え、エルメス銀座店に伺い、柄が綺麗だったのでストールを見せてもらい、どのようなものかを確認するため、試着したら、私が欲しくなり購入という顛末になっています。

ストールとハットを見せていただいた際に、エルメスの男性用アパレルを初めて手に取り見たのですが、私のイメージと異なり、高級感やクラス感のようなものは予想通りでしたが、かなりアバンギャルドで、良い意味で変な仕掛けがある非常に面白い服を展開しています。

普通のチェスターコートに見せてカシミアを二重に仕立ててあるコートや、ステンカラーのバルマカンスタイルのカーキのコートなど相当面白い服で、生地はサージ的な目の粗い生地を使い、微妙に明るいカーキで、袖のベルトがカーフで作られています。

もう少し歳を重ねて着たら、素敵な初老の紳士になるだろうなという素敵な服を展開しているのは、ロロピアーナとイメージが被ります。ロロピアーナは、ベビーカシミアやビキューナといった超がつく高級素材を使い、色やデザインはコンサバな服を展開しています。

エルメスは、素材も超がつく高級素材を使い、エルメスの持つ美学というか、パリのエレガンスと言える、ユーモアが効いた服を展開しています。一見ベーシックですが、何か変という面白い要素がありますので、この服が似合うには、エルメスの服に負けない、着る人のアイデンティティや相当な品格がないと難しいと感じました。

これまで、エルメスのアイテムについて深く考えた事はありませんでしたが、グローブは20年間使用していますが、全く問題なく私の手に馴染んでいます。

ランチも一時使用していませんでしたが、25年間使用して、全く問題ありません。考えてみると、革の耐久性も高いのですが、縫製が非常に頑丈で、縫製がほつれて使えなくなるような事がないのもエルメスの製品の特徴です。

まだまだ私では、エルメスのアイテムを身につけるアイデンティティが足りないと感じていますが、今回ハットとレクタングルが素晴らしく、まだ分不相応な感じは否めませんが、しっかり愛用していきたいと感じています。エルメスのアイテムは、価格は高価ですが大事に扱えば、一生使える耐久性と普遍的なデザインを持っています。

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