M65 Field Jacket 2nd.Model

M65 Field Jacket 2nd.Model 23

Combination

フィールドジャケットの良さに、軍用に作られている機能美と、軍服であるストイックさが男性的な要素を強く持っています。ラフに動くことを考えられて作られていますので、シワなど気にせず着ることが出来ます。

カーキ色が、デニムとの相性が抜群である事をはじめ、デニムだけでなく様々なインナーやボトムと組み合わせを楽しめます。

M65に限らず、軍服として製造されたフィールドジャケットは、動きやすさを優先しているので、全体的にゆったりとしたシルエットになっています。現代のアウターとの一番の相違点にアームホールがかなり広い事があります。

この広いアームホールが原因で、ちょっと野暮ったいシルエットになりますが、戦地の温度環境に適合するために、身につける衣類をレイヤードすることを前提としてデザインされていますので、真冬にインナーを着込むような場合、そのアームホールや身幅の広さが重宝します。

古着の米軍支給物や、レプリカは、このゆったりしたシルエットのままですが、M65をモチーフにした現代のアウターは、このアームホールを狭く仕立ててスタイリッシュにまとめたものが多く、フィールドジャケットが持つストイックさや、機能美を持ちつつスタイリッシュに着こなしが楽しめるようなものもが多数リリースされています。

色もカーキだけでなく、ブラックやネイビー、迷彩柄などの展開もあり、素材もコットンポリエステルでなく、麻や番手の高いコットンのものなども展開されています。

オリジナルである米軍支給物の野暮ったいスタイルに抵抗がある方は、モチーフを参考にした様々なブランドが展開するアウターを選択すると、フィールドジャケットの着こなしを楽しめると思います。

相性が良く合わせやすい、デニムとの組み合わせと、一般的ではありませんが、ひと昔前のちょっとモードが入ったパンツとの組み合わせを着用例にまとめましたので、参考になれば幸いです。

M65フィールドジャケットは広義で見ると、軍用のフィールドジャケットであり、米軍で言えばM41、M43、M51、M65と年代により進化してきたフィールドジャケットの一つですが、M65の完成度の高いデザインやフォルムから、40年以上米軍で支給され、古着市場でファッションアイテムとしての価値を見直され、様々なブランドがモチーフにしてその価値をさらに高め、普及させた事で、フィールドジャケットと言えばM65を連想するフィールドジャケットのスタンダードです。

M65は米軍支給期間も40年以上と長いため、出回っている古着の個体数も多く、街中でよく見かけるアウターですが、ラフに羽織るだけで、ワイルドなイメージやストイックなイメージが作り出せる優れたアウターであり、晩秋から初春まで着こなしを楽しめます。

着用例

(1) M65の着こなしで、おそらく多くの方がしているデニムでの組み合わせになります。

[ Lee101Z (50s Black Tag)の記事 ]

デニムはLee101Z(50s BlackTag)、インナーはBoncouraのフィッシャーマンセーター(シエットランドウール)、足元はWhite’sのセミドレスを合わせています。

フィッシャーマンセーターがかなり厚手で、袖も身幅も太くかなりのボリュームですが、M65のアームホールが広いため問題なく着る事が出来ます。多少動いた際に抵抗感がありますが、私は気にせず着用しています。

インナーが相当厚いので、着膨れの心配がありますが、M65自体がかなりルーズ(少し野暮ったいシルエット)なので気になりません。面白いもので、M65のルーズでワイドなシルエットが、他のアウターと組み合わせると少し太めに見えるLee101Zのシルエットを細く見せてくれます。

参考までに、現行品である、Levi’sヴィンテージクロージングライン(LVC)の1947のワンウォッシュとも合わせています。リジットに近い濃いインディゴがM65のカーキと相性が良く、バランスの良い組み合わせになります。

M65 Field Jacket 2nd.Model
M65とLee101Z 50s との組み合わせ

Lee101Z(50’sBlackTag)とBoncouraのフィッシャーマンセーターに合わせています。寒くなければ、前は開けて着た方がフィッシャーマンセーターとM65が持つ雰囲気を出やすいです。

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M65とLee101Z 50s との組み合わせ フロントジッパーを閉めています。

寒ければ、前を締めてもスタイルは崩れません。M65フィールドジャケットの適度なルーズさにより、インナーに着たフィッシャーマンセーターの厚みによる着膨れも気になりません。

M65 Field Jacket 2nd.Model
M65とLee101Z 50s との組み合わせ 後ろからのシルエット。

インナーに厚いフィッシャーマンセーターを着ていますので少し膨らんでいますが、後ろからのシルエットも綺麗です。

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M65とLee101Z 50s との組み合わせ 厚手のインナーを着ています。

少し着膨れしますが、嫌な着膨れではありません。

M65 Field Jacket 2nd.Model
M65とLevi’sのヴィンテージ復刻ラインLVCの1947のワンウォッシュと合わせています。

Levi’sのヴィンテージ復刻ラインLVCの1947のワンウォッシュと合わせてみます。リジットデニムとも組み合わせも良好です。

(2) デニム以外のボトムと、インナーのニットを薄手のニットに変えてみます。

フィッシャーマンセーターとの組み合わせが、ボリューミーなトップとなっていますので、スタイルを変えて、インナーに薄手のニットを着て、ボトムは少しモダンなスタイルでM65フィールドジャケットを着てみます。

ニットは2000年代終わり頃に購入した、NoriKoikeの、かなりタイトなVネックのニットを着ています。ボトムは、2000年代初期のドルチェアンドガッバーナの、薄焦茶色のコットンパンツを履いています。このスタイルを選択したのは、タイトなVネックとテーパードしていないボトムが、最近復活して来ているトレンドに類似していると感じたからです。

私は、物持ちが良いので、結構昔に買ったものも大事に取っています。大抵は友人や後輩に譲ってしまいましたが、2000年代にバーニーズで購入したアイテムはものも良く、デザインが優れていますので、たまに取り出して着ることがあります。今回のNoriKoikeやドルチェアンドガッバーナがまさに当時バーニーズで購入したものです。

25年前に購入したモード色の強いコットンパンツのスタイルが、昨年あたりから、トップメゾンが取り入れ始めているブーツカット的なスタイルと類似しています。実際はブーツカットというよりテーパードしていないので、結果裾幅が広いというデザインですが、今シーズントップメゾンが発表したストレートデニムが、当時に近いシルエットで展開しているのは興味深いです。

M65 Field Jacket 2nd.Model
M65とドルチェアンドガッバーナのトラウザーズの組み合わせ。

2000年代初頭にファッションに関心があった方が見ると、懐かしいボトムのスタイルだと思います。このようなスタイルがまたトレンドとして出てきているのは興味深いです。

M65 Field Jacket 2nd.Model
M65とドルチェアンドガッバーナとNori Koikeのニットの組み合わせ

インナーが薄くトップがスッキリしていて、デニムよりシルエットが綺麗なボトムを合わせているので、M65をモダンな形で着こなす事が出来ます。

M65 Field Jacket 2nd.Model
M65の着こなしがモダンな組み合わせになります。

薄い焦茶のVネックをインナーに着て首元を見せると、M65のミリタリー要素が薄くなりモダンな印象になります。

M65 Field Jacket 2nd.Model
厚手のインナーだとワイルドな印象になります。

フィッシャーマンセーターのボリュームと、ざっくりした質感の相性が良く、1970年代の学生がしたファッションを現代的にアップデートしたような雰囲気があります。結構ワイルドな雰囲気を持っていて、私のような中高年男性がしてもサマになる便利な組み合わせになります。

ディテール

  • M65 Feield Jacket
  • 2nd.モデル(1966-1972)
  • 1969年製
  • 生地 : コットンポリエステル混紡
  • アルミジップ
  • エポレット有り
  • 袖口マチ有り
  • サイズ Small-Short

組み合わせ

  • デニム : Lee101Z (50s Black Tag)
  • コットンパンツ : Dolce and Gabbana
  • カシミアフィッシャーマンセーター : Boncoura
  • Vネックセーター : NoriKoike
  • ブーツ : White’s セミドレス

おわりに

私が晩秋から、初春にかけて身につける定番アウターであり、大好きなアウターであるM65フィールドジャケットです。もっと早く紹介したかったのですが、生活環境の変化で、ブログ記事の更新を止めてしまった為、記事にするのが遅くなっています。

M65フィールドジャケットは、本物だけでなく、モチーフアイテムを含めた広義で見ると、街中で身につけている方も多く、場合によってはM65のモチーフと知らないまま着ている方もいるのではないかと言うくらい普及しているデザインです。

米軍支給品であるオリジナルのM65は、40年以上米軍に採用されていたので個体数が多く、古着の値段もそれほど高騰しておらず、気軽に手に入れられるので、興味があったら手に入れて着こなしてみて欲しいアイテムです。

私は、古着が好きなので、現代的なファッションアイテムが持つ、身体にあったスタイリッシュなデザインと真逆の野暮ったいスタイルも好きですが、フィールドジャケットを着たいが、オリジナルのM65の野暮ったさが気になる方は、様々なブランドが展開する、M65のモチーフを取り入れ、現代的にリファインしたものを手に入れても楽しめます。

私は、M65のルーズなシルエットの利点を活かしながら楽しんでいます。今回紹介した、フィッシャーマンセーターだけでなく、Boncouraのジップフーディーなど、ボリュームのあるものをインナーに重ねて着る事が出来るのも、M65フィールドジャケットの楽しみ方です。

M65フィールドジャケットは3枚持っていますが、今回紹介した2nd.モデルだけでなく、New Air Vintageのリメイクしたものや、3rd.モデルも面白いアイテムですので今後記事で紹介したいと考えています。

Shop

今回紹介したM65 Field Jacket 2nd.モデルを購入したのは、東京原宿にあるベルベルジンさんになります。

ヴィンテージデニムの扱いでは恐らく日本一有名な古着屋さんで、様々なメディアにも良く取り上げられる老舗の古着屋さんです。私は、系列店であるFake aさんで501XXやLee101Zなどのデニムや50sのアイテムを購入しています。

今回紹介したM65 Field Jacket 2nd.モデルは、Webショップの通販で購入しましたが、非常に丁寧な対応をしていただいています。

ベルベルジンさんの実店舗にも伺いたいのですが、なかなかタイミングが合わず伺えていません。扱っているものは流石の老舗なので、超が付くお宝のようなヴィンテージデニムをはじめ、購入しやすい価格のものも含め、アメリカの古着アイテム全般を取り揃えています。値付けも、業界を牽引しているようなお店なので、適正な価格付けをしており、扱っている商品も確かです。

Webショップでの購入なので、ベルベルジンさんの詳しいお店紹介は出来ませんが、501XXの記事で系列店であるFake aさんのお店紹介をしていますので参照ください。

[ 501XX 1954の記事 ]

ベルベルジン公式Webサイト

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