着用例
Polo CountryのデニムシャツとBoncouraのチノパンツを組み合わせています。デニムシャツに他のボトムを合わせるスタイルも面白いので、機会があれば紹介したいと考えています。
インナーはトムフォードのアンダーウェアである白Tシャツ。足元はVisvimのスニーカーを合わせています。
フロントボタンを閉めた時のシルエットと、フロントボタンを閉めずラフに着たスタイルを紹介しています。
参考として、アメリカントラッドにインスパイアされたDiorのボタンダウンシャツと、同じデニムシャツですが異なるイメージになるウエスタンシャツを紹介しています。
WranglerとVisvimのウエスタンシャツは同じデニムシャツながらアメリカントラッドではなくアメリカンカジュアルのイメージになります。
Diorの組み合わせは、アメリカントラッドを意識した現代的で都会的なスタイルであり、New Air Vintageのウエスタンシャツは父性を持つ野生的なスタイル、Visvimのウエスタンシャツは、現代的なヴィンテージスタイルであることがわかります。
比較してみることで、Polo Country のデニムシャツと、Boncouraのチノパンツの組み合わせが、力の抜けた普遍性のある日常着用に適した組み合わせであることが確認出来ます。
1.シャツのフロントボタンを閉めています。

特別おしゃれをしているというスタイルではありませんが、デニムシャツが持つ雰囲気とチノパンツの普遍性により、崩れすぎないカジュアルなスタイルになります。

デニムシャツをアウターがわりに着てチノパンツを合わせると若々しさを感じるスタイルになります。

基本はシャツですがデニム生地の厚みによりボタンを止めずにアウター的に着ても雰囲気があります。
Other.
今回のデニムシャツとチノパンツは1990年代のアメリカントラッド的であり楽に着るイメージですが、別の組み合わせや、選ぶデニムシャツによりイメージが異なります。
Diorのボタンダウンシャツ

今期よりデザイナーに就任したジョナサンアンダーソンが展開するアメリカントラッドにインスパイアされたボタンダウンシャツとチノパンツになります。Diorがアメリカントラッドにインスパイアされたアイテムを作ると、アメリカ的な大らかさが薄れ、都会的な緊張感が出ています。
エディスリマン時代からのDiorのテーマである少年的なナイーブさのようなものも含んでいます。
Wranglerのウエスタンシャツ

大阪の古着の名店New Air VintageさんがリメイクしたWranglerのウエスタンシャツになります。同じ褪色したデニムシャツながら、雰囲気がガラっと変わります。Wranglerのウエスタンシャツを着ると、アメリカのホームドラマで見るお父さんのような雰囲気になるのが面白いと感じています。
Visvimのウエスタンシャツ

Visvimのウエスタンシャツは、良く研究されたヴィンテージ加工をしています(現代的なヴィンテージの解釈)。褪色をそれほどさせていない為、インディゴカラーが残っているので雰囲気が異なります。現代的で立体的なシルエットになっており、スタイリッシュなデニムシャツになります。
ディテール
デニムシャツ
- Polo Country製 1990年代の古着
- 褪色させたデニム生地 (8オンス位)
- 左右異なる胸ポケット
- メタルボタン
組み合わせ
- デニムシャツ : Polo Country
- チノパンツ : Boncoura
- 白Tシャツ : Tom Ford アンダーウェア
- ベルト : Real McCoy’s
- 帽子 : ボルサリーノ
- スニーカー : Visvim
- 時計 : リヒャルトランゲ : A.ランゲ&ゾーネ
参考記事の写真
- Dior ボタンダウンシャツ
- Dior チノパンツ
- Wranglerウエスタンシャツ New Air Vintage
- Visvimウエスタンシャツ
- Visvim スリムフィットデニム
おわりに
Diorが今期展開した、ボタンダウンシャツとチノパンツを購入し、久しぶりにアメリカントラッド的な服の着方を楽しんでいます。若い頃、自身が実際にしていたスタイルであるので、懐かしさとリバイバル的な不思議な感覚を持っています。まさか還暦が近くなる歳で20代にしていた格好をするとは当時考えられませんでした。
Diorは、パリコレに君臨するモードの最先端とも言えるブランドなので、デザインのモチーフとしてアメリカントラッドの要素を用いています。そのことから当時のスタイルとは全くの別物になっています。
Polo Countryのデニムシャツは、古着で手に入れています。同じタイミングで、当時のラルフローレンのマドラスチェックのシャツ(デッドストック)も購入しています。
1990年代、当時20代の自分が好んだアメリカントラッドというスタイルと、同様好んだ、アメリカンカジュアルの違いとは何か?ということを考えたことがありませんでした。
今回、ラルフローレンのデニムシャツを着て、Wranglerのウエスタンシャツを着て比較したことで、アメリカントラッドは、装いのための衣類が元になっており、アメリカンカジュアルは、作業着などのワークウェアが元になっているという事を改めて見つめ直しています。
はっきりと、区別されているわけではないのですが、ファッション的なカテゴライズが元になっている言葉であり、そのカテゴライズの元が、どのようなイメージを生み出すスタイルを基準にしているのかという事や、その基準が時間とともに変化しているという事を感じています。
普遍性
今回、1990年代のデニムシャツと、当時のスタイルに近いチノパンツを履いてみましたが、古臭さく見えない普遍性を感じています。この普遍性のおかげで、私のような中高年が身につけても、変な若作りに見えず、自然で力の抜けたスタイルになります。
元がアメリカの服飾史が生み出した合理性のあるアイテムなので、扱いも楽で、組み合わせの許容度が高いアイテムになります。一昔前のアメリカの服なので適度な余裕とルーズさがあり着心地も優れています。
軽く羽織るだけで、崩れすぎない適度なカジュアル感が出て、体型的な制約もないので、同世代や少し上の世代の方におすすめな優れたアイテムにになります。
「崩れすぎない適度なカジュアル感」こそが、私がアメリカントラッドを好む理由なのかもしれません。
Shop
今回紹介したPolo Countryのデニムシャツは、Post78さんで購入しています。
Post78さんは、服好きの店主がこだわった上質で、長く楽しめるアイテムを多数扱っていて私もここで良く買い物をします。また、買い物の際、服好きの店主とファッション談義をするのも楽しみになっています。
