Slim fit comfort denim : Brunello Cucinelli
シルエットが綺麗なイタリアンスタイルのスリムフィットデニム
はじめに
私が履くジーンズはほとんどストレートジーンズだったのですが、ブルネロクチネリ銀座店のスタッフさんから勧められ、履いてみたらびっくりの美脚デニムが今回紹介するスリムフィットコンフォートデニムになります。
なんでもチャレンジ
若い頃は、服を選ぶ際、どこか自分の好きなもので固めてしまい、同じようなものばかりを買うような形で、店員さんが勧めてくれても、購入に至らなかった良いものがあったなと歳を取り考える事があります。
過去の私だと着なかったものに、カジュアルなテーラードジャケットがありますが、お世話になっているブルネロクチネリ銀座店のスタッフさんとのお付き合いの中で、春夏シーズンのジャケットを勧められオーダーで作ってみたら非常に愛着が湧き、都内のお出かけや、会食の時などに重宝しています。
今季のアウターで、フィールドジャケットは元々ミリタリー好きの延長で選んでいますが、テーラードジャケットは、勧められて着てみたら自分のイメージ以上にしっくりと来た事から、銀座店のスタッフさんからの提案には新しい発見があるので、イメージで好き嫌いを決めず、試してみるようにしています。
私の好みである、ストレートジーンズやミリタリーの話は良くしていますので、銀座店のスタッフさんもブルネロクチネリのジーンズはお勧めですが、私が欲しいと思うタイミングが来るのでその時にご提案しますとの話でこれまで、試してみた事がありませんでした。
発端は靴
ブルネロクチネリは服だけでなく靴も相当クォリティが高く、秋冬シーズンで展開するマウンテンブーツを持っているのですが、ソールが柔らかく、非常に快適な履き心地でその履き心地の良さから、スエードのローファーも手に入れ、夏場はスニーカーもお勧めとの事で、スニーカーも手に入れています。
非常に履き心地の良い、ローファーやスニーカーを楽しむとなると、私が持っているストレートのジーンズよりブルネロクチネリで展開しているテーパードが効いたジーンズが候補に上がります。
また、夏場は501XXやLeeの101はお休みになるので、夏場に履くジーンズとしても重宝しますのでブルネロクチネリのジーンズを試してみる事にします。
選んだのは濃いめのスリムフィット
ブルネロクチネリのジーンズは大きく分けてリラックスフィット、レギュラーフィット、スリムフィットと3種類の形があり、それぞれ、生地やカラー、ブルージーンズならダメージや色落ちの種類があります。
今回提案されたのは、スリムフィットという一番裾がテーパードした形になります。この形にしたのは、少し短めのレングスにして、ローファーや、スニーカーを合わせ、夏場は、素足でくるぶしを見せて履き、冬は靴下の色で遊べる事と、私の体型や、合わせるアウターなどを考えたとき一番しっくり来るといった理由になります。
色は濃紺から薄いブルーまで4種類ありますが、合わせるアウターやTシャツを考慮して一番濃い色のダークデニムにします。
ジーンズながら仕立てのパンツのような作りとフィッテイング
サイズを持って来てもらい試着します。通常なら46サイズですが、少し余るので、44サイズにします。試着した時に感じたのですが、腿や脹脛はタイトですがウエストは微妙に余ります。このウエストの余裕は、シャツをタックインする為の余裕であることがわかります。このあたりの仕立てが流石ブルネロクチネリで、スリムなジーンズながら、しっかりジャケットと合わせて楽しむように計算されています。
サイズは44サイズを選び、レングスをどうするか決めていきます。この時、スタッフさんと話をした中で少し短いレングスにしますが、ローファーの時は、ロールアップせず、スニーカーでロールアップして履くようなスタイリングにするといいという提案を受け、その形になるようレングスを調整します。
レングスを詰めるのですが、裾に綺麗な当たりがついているので、裾詰めした際に、裾に当たりを残すような形での裾詰めをしてもらいます。このような仕上げを当たり前にするのも技術の高さと感心します。
裾詰めが上がって、実際に履いてみると絶妙なレングスで、元々綺麗なスタイリングのスリムジーンズが私の身体に絶妙にフィットして、美脚効果があると感心し、今回もスタッフさんの提案から色々なやり取りをして選んだスリムフィットジーンズが、当初の私の好き嫌いを超え、私のジーンズに対する固定観念を変えた非常に満足な体験が出来ました。
着用例
ディテール
- ボタンフライ
- 11オンスデニム
- 裾口 17.5cm
- スリムフィット:腰周りから足すそにかけて体にぴったりと沿ったラインで、ウエストはややローライズ
- 98% コットン, 2% エラスタン
- インディゴカラーはLevi’sよりLeeに近い
- サイズ44
組み合わせ
Jaket
- クルーネックTシャツ : Brunello Cucinelli Slim Fit T-Shirt (Yellow)
- ジャケット : Cavallo Jaket : Brunello Cucinelli (MTM)
- Denim : Brunello Cucinelli Slim Fit Denim
- 帽子 : Borsalino
- 時計 : Rolex Day Date 1803(1969)
- サングラス : Ray-ban WAYFARER 90’s(BAUSCH+LAMB)
- ベルト : Brunello Cucinelli : Calf suede belt
- 靴 : Brunello Cucinelli : Suede penny loafer
Field Jacket
- クルーネックTシャツ : Brunello Cucinelli Slim Fit T-Shirt (Red)
- フィールドジャケット : Brunello Cucinelli サイズ46
- Denim : Brunello Cucinelli Slim Fit Denim
- 帽子 : Borsalino
- 時計 : Rolex Sub Mariner 1680(1972)
- サングラス : Ray-ban WAYFARER 90’s(BAUSCH+LAMB)
- ベルト : Brunello Cucinelli : Calf suede belt
- 靴 : Brunello Cucinelli : Perforated suede sneakers
おわりに
ジーンズはストレートと決めていた私の考えを変えたブルネロクチネリのスリムフィットデニム、今回も固定観念を変えて、新しい楽しみを提案してくれる懐の深い服作りに感銘を受けています。元々、ローファーを素足でくるぶしを見せるスタイリングはこなれたオシャレな人がしてると素敵ですが私には似合わないと思い敬遠していましたが、今回提案されて自分でしてみると納得の面白さがありました。全身のスタイリングをどう作るかの中で美脚効果を考えて作られているボトムという事がわかり、今後、私のスタイルにうまく取り入れていければと考えています。
Shop
私のBrunello Cucinelliの商品は、Brunello Cucinelli銀座店で購入しています。
フィールドジャケットの記事でも述べていますが、商品やお店だけでなくそこに関わる人も含めて最高のお店ですので、一度足を運ばれてみてはいかがでしょうか。
お店については、フィールドジャケットの記事で詳しく説明していますのでそちらを参照ください。