母の振舞い:ノドグロ、シマアジ
母の世話に田舎に良く帰るのですが、母が振る舞ってくれる料理を紹介します。
はじめに
高齢になった母ですが、母はやはり母で私も歳はとっても息子は息子です。母が偉大なのは、いくつになっても子の幸せを願い、健康を願い、食べるものはおいしくて栄養のあるものを常に息子に食べさせる事を考えています。
母も高齢になり、視力の低下と、足の痛みなどがあり、通院や、買い物にいくのがだんだんしんどくなって来ているので、毎週必ず田舎の母のところに行き、世話をするような形をとっています。母の元気の源である、おいしくて栄養のあるものを息子に食べさせるというモチベーションをなるべく優先し、買い物は母の希望をかなえるようにしています。
田舎ですが海の幸、農産物ともに旬の新しい食材がたくさんあるのでその旬の素材や母が作る料理を紹介していければと思います。
今回は、いつも懇意にしていただいている仲卸をしながら、魚の販売もしているお店に、いいノドグロが上がったので、母は喜んでノドグロと縞鯵を買いお刺身でいただきました。
ノドグロは赤ムツとも言われ、ムツの種類になります。近くの市場に所謂、黒ムツも良く上がり、母は黒ムツも購入し、塩焼きや、お刺身、あとは、オーブンでバター焼きにして食べます。流石、ノドグロで、大きさも立派、非常に新鮮なので、お刺身で食べましたが、身の締まり、程よい上質な脂、身の甘さも最高で、ご飯も進みました。シマアジは、普通のアジに比べ、少し太ったようなアジで、身が締まっていて食感が良く、上品な味が最高でこちらもご飯が進みます。
私も歳を取った事で、母や亡くなった父が生前良く食べていた、酢の物や煮物が美味しく感じるようになっています。年配の方が好み、作る料理は、非常に体に良いものが多いので、今後紹介出来ればと考えています。
おわりに
家内もたまに母のところに来ますが、家内が食事の支度をしようとしても、全て母がします。母には笑いながら、我が家の皇位継承はまだ先だねと話ますが、男性だけでなく女性も生涯現役という事が健康につながっているので、しばらくこの形を続けていければと考えています。
また、男性の食事の好みと女性の食事の好みは微妙に異なり、年配の女性になると、肉や魚の動物性タンパクをだんだん取らなくなりがちですが、息子に美味しい魚や肉を食べさせるという、母のモチベーションが少量ながら必ず動物性たんぱくを摂る事につながってもいます。
私も50代で同世代の方は、両親が高齢になって来て、なんらかの世話が必要になって来ているのではないでしょうか。人それぞれ状況は異なりますが、幸い私の母は健康であり、息子の食事というモチベーションが母の活力となり、その活力のために母の買い物に協力する事が上手く作用しています。
あと、母が通うお店は全て、母を大事にしてくれるお店で、長話や、レジのお会計で多少時間がかかっても嫌な顔をせず、気持ち良く接してくれます。
お店がインターネットの販売とかしていないので、WEBに対応出来るようになったら紹介できればと思います。