ブルネロクチネリの気持ちよさ
ブルネロクチネリの服の、素材や仕立ての良さから来る着心地の良さは、一言で言えば、着ていて気持ちの良い服という表現になります。この言葉はファッションメデイアなどで良く話題にあがります。
過去に記事にしている、スエードのローファーは、スエードの柔らかさとソールの柔らかさが絶妙で、ちょっと大袈裟ですが、ニューバランスのスニーカーに匹敵する履き心地を持っています。
私自身が、ニューバランスの大ファンである理由が、履き心地の良さと、履いている時や、歩いた時の気持ちの良さにあります。ブルネロクチネリの革靴は、全く別の考えで作られた、ニューバランスのスニーカーに匹敵する履き心地の良さを持っており、履いていて非常に気持ち良い事が特徴です。
この気持ち良さの感覚に、ストレスフリーな要素が大きく、長い時間履いていても足のストレスがなく、疲れにくいことが理由にあります。ストレスフリーな靴と言えば、全く別の考え方で作られている、ジョンロブの靴にもあります。革が適度に固く、靴も重いのですが、長年履き続け、ソールが沈んで革が足の形に微妙に変化する事で、自分の足の延長のようになり、足に馴染んだ時に得られる気持ち良さもありますが、気持ち良さのベクトルが異なりますので、この辺りの話はジョンロブの靴を紹介する記事でまとめられたらと考えています。
今回紹介するマウンテンブーツも、スエードローファー同様、履き心地は柔らかく、見た目より遥かに軽く、ソールのソリ感も適度にあるため、非常に気持ち良く履くことができます。柔らかさの感触の中に靴裏の感触というのが適度にあるので車の運転などをしてもストレスなく運転することが出来ます。
普通に考えるとマウンテンブーツの厚底は車の運転には適さないイメージがありますが、ブルネロクチネリのマウンテンブーツは、スニーカーの感覚で履けてしまいますので車の運転もストレスなく行えます。
余談ですが、車の運転にはやはりドライビングシューズが適しており、MT車に乗っていた時はイタリアのピロッティのドライビングシューズを愛用していました。
六本木のアクシスビルにあるルガラージュで扱っていたので3足ほど購入してローテーションで愛用していました。ピロッティのドライビングシューズが良いのはソールがそこそこ固く頑丈なので、他のドライビングシューズに比べ、車の運転だけでなく、普通に歩いても底の減りがあまりなかった事が選択した理由になります。
実際の組み合わせ
本記事においては、マウンテンブーツをブルネロクチネリの上着と合わせる形で紹介しています。非常に良くできたマウンテンブーツなので、ダウンジャケットなどと合わせてスポーティーな組み合わせをしても洗練された着こなしが楽しめます。
ここ数年ダウンジャケットを着る機会がなかったのですが、今回マウンテンブーツの記事を書いていたらクローゼットに眠っているダウンジャケットを着てみようと考えています。
私が所有しているモンクレールは2000年代初頭に買ったもので、色を含め、今のモンクレールのようなスッキリしたシルエットではありませんが、山岳ウエア的なフォルムがマウンテンブーツと相性が良いのではと考えています。他にも、ヘルノやTen-Cのアノラックなどダウンジャケットは所有しているので試してみようと考えています。
今年は、記事でも紹介しているDiorのピーコートや、ブルネロクチネリのコーデュロイジャケット、シアーリングライダースとの組み合わせで楽しんでいます。
着用例
ボトムのシルエットがわかるように、パンツのレングスに合わせて着用例をまとめてみました。マウンテンブーツ単体で見ると結構ゴツくボリューム感がありますが、パンツと合わせると、スッキリとしたフォルムで、合わせるパンツを選ばない寛容さが感じられると思います。
組み合わせてみると、一番洗練されているのは、ブルネロクチネリが提案する、細身のコーデュロイパンツとの組み合わせであり、ブルネロクチネリが提案する世界観の凄さを感じています。

細めのボトムと合わせても靴のボリューム感が邪魔になりません。

ブルネロクチネリが提案するコーデュロイパンツとの相性は抜群です。パンツの裾丈がブルネロクチネリが推奨する長さなのでパンツのシルエットとブーツのディテールのバランスが絶妙で双方の良い部分を引き立てています。

501XXと合わせても違和感がありません。White’sなどのアメリカンブーツとは異なる上品さが加わります。
ディテール
- レザー製丸紐で開閉
- レザー製ライニング
- ライトウェイトマイクロポーラス製ミッドソール
- TPUラバー製アウトソール
- 本革
組み合わせ
- マウンテンブーツ : ブルネロクチネリ
- ベージュコットンパンツ : Visvim
- コーデュロイトラウザーズ : ブルネロクチネリ
- デニム : Levi’s 501XX(1954製)
おわりに
今回、紹介しているマウンテンブーツは、初めてブルネロクチネリで買い物をした時に見つけて、元々購入予定にはなかったものですが、その素晴らしさから購入しています。
一般的な、マウンテンブーツとしての組み合わせを前提に選んだのですが、当日購入した、コーデュロイジャケットとコーデュロイパンツのセットアップにも組み合わせるという、私の頭にはなかった、使い方も教えていただいた事で利用幅の広い便利な靴となっています。
ブルネロクチネリのアイテムが持つ寛容さ、というテーマのようなものを文章にしていますが、こればかりは実際に試してみるのが一番ですので、興味があったり、ブルネロクチネリを愛用されていたら是非トライしてみてください。
ラグジュアリーブランド(この表現もあまり好きな表現ではありません)として評価されているブルネロクチネリですが、商品の上質さや、贅沢さはメディアの記事などである程度把握できると思います。
その先にある本当の価値は、着こなしの幅の広さや、それを身につける事で、着た人のアイデンティティーを最良の形で引き出してくれる事であり、着るという事にあまり神経を使わずに、目の前にある、ブルネロクチネリを身につけるだけで表現できてしまう、世界観にこそ価値があります。その素晴らしさを上手く伝えられたらと考え記事を書いていますが、なかなか難しい事を実感しています。
Shop
ブルネロクチネリのShop紹介はフィールドジャケットの記事にまとめています。
